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人生の友になる本との出会い

あこがれの旅はもうすぐ 森知子『カミーノ!』

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黙々と歩くスタイルの旅に、強く心を惹かれる傾向があるよう。タイトルを見て、迷わず手に取った一冊。サンチャゴ・デ・ラ・コンポステーラ、フランスからスペインに向かう巡礼の旅路を、実際に踏破した方のエッセイです。

この旅路にあと数年後、チャレンジするつもり。必要な情報を得るために、真剣に読みふけりました。

 

著者は離婚を告げられたことをきっかけに、この道へ踏み出すことを決意します。とはいってもすごく真剣なばかりではなく、旅の途中で様々な人に出会い、自分の人生をユーモアで紹介し、人気者になっていく様子がとても面白い。国籍も超えて笑いをとったり、時にであうきつい出来事も、著者ならではのユーモアで書かれているので、たくさん歩くきつい巡礼毎日の日記という感じはまったくしません。そのあたりは本当に素敵な著者の人柄ならでは。

 

時に夫の悪口も言いながら、でも確実にその出来事から回復していく様子が魅力的。からだを使うことを通して、つらい現実を受け入れられるようになる様子や、ただこの旅が終わることを悲しく思ったりする様子が、リアルに著者の言葉で描かれています。特に東京で一日泣き暮らしていた頃を思い返すのと、旅の途中でその出来事を繰り返す様子を見ると、やっぱり身体を使うことで人は回復していくのだなあと思いました。前に見たこの映画にも通ずるものが。

 

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毎日歩くことが快感になり、やめられなくなっていく様子が本当にリアルで、ぜひ自分も体験したい、と思いました。収穫は、一人でも十分歩けそうなこと。ちょっと不安になったことは、宿のベッドに南京虫などがいるという情報…。実際に行くのはちょっと、という方も、旅のエッセイとしておすすめです。

今日の片づけ トートバッグはシンプルタスクで

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トートバッグ問題。ようやく解決しました。

バッグの行方 買い物の失敗談 - hon-nomushi’s blog

 

図書館で借りる本が大きくなり、サイズが合わなくなったことをきっかけに、買い替えを検討していたトートバッグ。数か月悩んで、ポケットがたくさんついているトートバッグに変えました(写真のではありません)。旅行にも使えるようにと、サイズも形もそれぞれ検討した結果の買い物だったのですが…。ポケットが多すぎることでかえって混乱していることに気付きました。

 

いつも同じ荷物を持ち歩くのならよいのですが、旅行中の行き先によって持ち物は様々。その時その時で入れるものが変わると、わたしの場合はどこに入れたのか忘れてしまいます。この辺りはこの本に載っている

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脳タイプによってわかれると思うのですが、決まったものを決まったところにいれて安心したいわたしにとって、多すぎる仕切りはかえって混乱するもとになったようです。

 

また、旅行中1人ならなんとかなるのですが、家族も一緒だと肩にかけるタイプのバッグは向きませんでした。手の空くショルダータイプでないと動きにくく、重い荷物に疲れが倍増。わたしの旅行バッグとしては、トートバッグは不向きでした。

 

結局、お店で見て「サイズが完璧!」と一番初めに思った写真のバッグに買い直し。すごくシンプルで内ポケットが2つだけの、マークス&ウェブのもの。様々なバッグを検討して買ったはずなのに、今回の買い物はファーストインプレッションのものが1番でした。使ってみて心地よく、お気に入りです。

 

タスク(=図書館用)がはっきりしていたのに、欲張ってマルチタスク(=図書館用、旅行にも)にしようとしたことが失敗の原因でした。なるべく物の数はミニマムにしたいと思っていたのですが、わたしの場合は旅と日常バッグを同じにしない方が良いよう。数は増えますが、納得できたので良し。

(ポケットいっぱいのトートは、即オークションに出しました)

 

 

 

 

今日の片づけ 2Fクローゼット引出の変更

しばらく放置していた場所に手を付けました。

2Fわたしとかぞくの使うクローゼットです。もともと押入れだった場所をDIYしてもらい、クローゼットになっています。f:id:hon-nomushi:20170201103523j:image

問題は、家族の洋服がいつも散乱していたこと。

一番手前にある、奥行きが深いサイズの引出がほかに2つ置いてありましたが

いつも洋服が上に出しっぱなし。引出上に散乱していました。

 

理由を聞いてみると、引出にいくつものアイテムが混在していて、なかでごちゃごちゃに。それが嫌でしまわなくなったとのこと。どうしたいか本人に聞いてみると、「もっと奥行きが浅い引出に、同じアイテムだけ収納したい」とのこと。深いサイズのものは、引っ越し前に押入れ収納でつかっていたものなので、今の家収納には合わなかったようです。

 

わたしの洋服入れは、下の写真のように浅め。このくらいがちょうどよさそうなので、このサイズに統一することにしました。

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パンツ類はすぐにしまえるよう、MUJIのふたがしまる収納ボックスに。普段は開けっ放しにして、お客様がいらっしゃる時だけふたをしめる形式に。以前もあったラタンの救済ボックス(入れておけばごちゃごちゃに見えない)も、一応おいてみました。

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手前奥行が浅めのケース2個は、1Fクローゼット引出を整理して追加。この手の引出は買おうと思えばいつでも購入できるけれど、結構これまで手放してきたもの。何とか買わずに家の中だけで循環したい。まるでパズルのようです(笑)。

 

今まで使っていた深めの引出には、別のボックスにしまっていた季節外の洋服を入れて衣替えがその場で簡単に済むように。見渡せるので、季節前にクローゼットの整理をする時にも楽になるはず。

 

さて、これでしばらく様子を見てみます。家族もからむと片づけは、いつもトライ&エラーの繰り返し。本人が気持ちよく片づけられるのが一番です。

バレンタインはひそかに なかしましほ『おやつですよ』

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朝5時。起きてきたばかりの家族にバレンタインを。

我が家では子どもがまだ小さいので、チョコはあげていないのです。小さい人が起きてくる前に、家族の食べたがっていたケーキを渡しました。リクエストは「ザッハトルテ」だったので、濃厚なチョコが食べたいのだと解釈し、なかしましほさんのこの本から、ほろあまチョコレートのケーキを選びました。

 

なかしましほさんのレシピ本を本格的に読み始めたのはここ数か月。読み始めるまで、バターや白砂糖などを使わないレシピであることを知りませんでした。まだ子どもが小さい我が家。なるべく乳製品の少ないものをと思っていたので、菜種油でできる本格的なお菓子たちを見ていて、とてもうれしくなりました。

 

このチョコレートケーキも、バター不使用。豆乳でも作れるレシピでした。焼きたてはふわっと温かく、冷やすとしっかり濃厚な仕上がり。大人は生クリームもほしいかな、と思い、よつ葉乳業の生クリームをホイップ。喜んでもらえてよかったです。

 

簡単だけれど本格的なレシピたち。「おいしいものを食べたい、作りたいけれど、身体になるべくやさしいものがいい」という方におすすめです。

 

 

 

 

ミニマムな暮らしの似ている点 『みんなの持たない暮らし日記』

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前回の包丁2本化計画は、この本の中のアイディアをいただいたものでした。

今日の片づけ 包丁 - hon-nomushi’s blog

 

ミニマムな暮らしをされている方に共通していること。家が美しくて、手元にあるものを大切にされていて、片づけに自分なりのルールがある方が多いなと思いました。

毎日をシンプルに心地よく暮らすために、小さなストレスを見逃さず、心地よい暮らしへと改善していくこと。この繰り返しで、美しい暮らしが成り立っているのだなと思うと、日々目の前のことを大切にしようと思います。

 

たくさんの方の例が載っているので、「これも参考にしよう、あれも!」とメモをたくさん取りました。実現しているのは、包丁2本化計画と、重曹アルカリウォッシュを合わせたふきんの煮洗い。後者はぴかぴかになるのがうれしくて、何度もやっていま  す。今度は冬の布団カバーをタオルケットにするやり方を真似してみたい。

 

生活の小さなヒントは、すぐに実践できるのが楽しい。わたしもやってみたいと思うことがたくさんある本でした。ものが多くて落ち着かないときや、なんだか暮らしがうまくまわらないときの、改善ヒントがたくさんありました。

 

 

 

今日の片づけ 包丁

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なんとなく、3本持っていた包丁を一本手放しました。

 

きっかけはミニマリストの方の本。包丁一本でなんでもできると書いてあり、何となく3本になっている包丁が気になりだしました。そういえば基本的にキッチンに立つときは1人。いっぺんに2本は必要ないのでした。

 

また有元葉子さんも鳥一羽さばくときにも、小さなペティナイフでされるというのを書いていらして、よく切れる小さなナイフがあれば、それで充分だと思ったのです。

 

何となく3本あったのは、たぶんセットでプレゼントしていただいたから。セットで手に入るものだと、必要かどうか考えずに何となく使っているものが多いよう。研ぎなおす時を考えて、とりあえず2本。これで様子を見てみますが、たぶん特に問題は起きないと思います。

 

 

一歩一歩 階段をのぼるように 宮下奈都『羊と鋼の森』

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テレビで見かけて気になっていた本が手元に届きました。

主人公は高校生の時、ピアノの調律師の仕事を目の当たりにしたことで、一生の仕事にすると決めます。それまで全くピアノにふれたこともなかったのに、ただその調律師が出す音に惹かれて、一心にその道を進みます。

 

迷いもなくその道に進み、調律師として仕事をはじめてから。

主人公はただその音の道の長さ、調律師それぞれの歩む道の違い、あらゆる失敗や感動を体験しながら、道を極めていきます。

その様子はまるで登山のよう。一歩を踏みしめながら、その一歩が確実に望むところへ進むはずと信じて、ひたすら上り続ける登山者のようでした。途中でもちろん転んだり、冷や汗をかいたりもするのだけれど、でもずっと進み続ける主人公の姿に、力をもらう気がします。

 

主人公の様子を読んでいると、まるで並んで歩かせてくれるような、そんな読者のペースにも配慮されているかのような構成でした。読んでいるとき、決して一人きりにはなりませんでした。読んだ後はまるでおなかのあたりに力を入れてもらったよう。そんな確実を体感する作品でした。確実な一歩を体感したい読書にぜひ。