hon-nomushi’s blog

読んだ本、大好きな本、そして時々生活のつれづれ

Falling love with 主人公

エッセイ+小説のサンドイッチ 小川糸『喋々喃々』

先週、図書館にて小川糸さんのエッセイをなぜか大量に借りて、読んでいたところすっかり著者のエッセイにはまってしまい、小説までよみふけっている最近です。 エッセイ→小説→エッセイ、と幸せなサンドイッチ読書をしています。 思えば小川糸さんの小説はた…

夏の休暇はこの作品 リンドグレーン『わたしたちの島で』

夏になるとスイカやとうもろこし、枝豆を味わうように、夏の読書に欠かせない作品。 『わたしたちの島で』。 わたしが作者リンドグレーンを知ったのは小学2年生。やかまし村シリーズが大好きになったとき、初めて作者や舞台となった国を知りたい、と思ったの…

ひとりの時間の物語 いぬいとみこ『山んば見習いのむすめ』

今日、わたしの住む地域では風が強くて、春のようなあたたかさ。 春を迎えたらもう一度読もうと思っていたこの本を手に取りました。 子どものころは外国のお話ばかり読んでいましたが、大人になった今は、日本の物語にとても心ひかれます。いぬいとみこさん…

全集だってお友達 田辺聖子『田辺聖子全集5』

子どものころ、習い事の先生から不要になった「世界児童文学全集」なるものを大量に譲っていただいたことがあります。それは国別に有名な作品がおさめられている文字通りタフな全集でしたが、それはそれは愛読したものでした。 興味のない国の全集はなまいき…

世界にはまる 小川糸『ツバキ文具店』

今日わたしの住む街はお天気でとても気持ちの良い日ですが、この本はぜひ雨の日におすすめしたい一冊。久しぶりに手元に置いておきたい作品でした。 ツバキ文具店を営む主人公。亡くなった祖母から代筆やという人に代わって手紙を出す仕事も請け負っています…

なつかしい旧友に再会 モンゴメリー『エミリー(上 中 下)』

図書館でなつかしい作品をみつけました。『赤毛のアン』で有名なモンゴメリーの『エミリー』シリーズです。小学生のころからモンゴメリーのファンで、アンも好きだったのですが、そのほかの『ストーリーガール』や『青い城』も何度も読み返す愛読書でした。 …

スタートの日に 柚木麻子『ランチのアッコちゃん』

お盆休みですっかり更新していませんでしたが、今日から我が家も通常運転! 休み明けのボーっとした頭にぴったりの本を。 『ランチのアッコちゃん』はブログの読者の方から勧めていただいたのですが、 スカッとすぐに読める気持ちの良い小説でした。主人公は…

出会ってうれしい 群ようこ『パンとスープとネコ日和』+続編『福もきた』

ほかに読む本がたくさんあるのに、ついさっと手に取ってしまいました。ドラマにもなっていた『パンとスープとネコ日和』、読むのは2回目です。 ドラマになっていたとき、お店のサンドイッチがもうおいしそうでおいしそうで大好きでした。そして、主人公の家…

にほんの魔法 荻原規子『RDG レッドデータガール』

雨がしとしと降る6月。こんなときはカラリと明るい小説よりも、少しけぶったような小説を読みたくなります。そんなときにはぜひ、RDG レッドデータガールを。 ジャンルとしては児童書になるのかな。数年前、勤務していた学校の図書館で見つけ、シリーズをあ…

届いちゃったら徹夜ーダヴィド・ラーゲルクランツ『ミレニアム 4』

GWも今日で最終日。直前に届いた『ミレニアム 4』心待ちにしていました! スウェーデン発のベストセラー推理小説。1から3までを一気に読んでしまったので、今回も届いたら徹夜覚悟のシリーズ。あまりに熱中しすぎて、ほかのことが何もできなくなるという…

また会いたくなる主人公ー今江祥智『優しさごっこ』『冬の光ー続優しさごっこ』

時々、どうしているかな?と実際に生きているように会いたくなる本の主人公たちがいます。この『優しさごっこ』という作品は、時折むしょうに主人公たちに会いたくなって、探してしまう一冊です。 『優しさごっこ』は、小学生のあかりが父さんと母さんの離婚…

新しい一歩、そして愛するすべての登場人物ー梨木香歩『雪と珊瑚と』

4月になり、我が家の周りでは桜が美しいです。 まだ肌寒い3月中、偶然図書館で出会った梨木さんのこの作品。 新しい生活の始まる今、ぴったりの作品でした。 梨木さんの本は依然もここで紹介しましたが、どうしてここまで登場人物の気持ちをわかり、言葉にで…

ずっと一緒の主人公ー角野栄子「キキに出会った人びと 特別編」

楽しみにしていた作品が手元に来ました。魔女の宅急便、特別編です! 映画で有名な作品ですが、実は全6冊もあるんです。 2009年に最後の作品が出てから、かなりたちます。 この本に納められている「ソノちゃんがおソノさんになったわけ」を2014年ウェブ雑誌…

番外編―映画「はじまりのうた」

近所のレンタルやさんでたまたま見つけたこの映画、ヒットでした! レンタル屋さんに行ったりすると、探している映画を予定通りレンタルすることは少なくて、そのとき気になったものにふと手を伸ばすことがよくあります。 この映画もそんな一つ。 歌手の話な…

作品との出会いー穂高明『かなりや』

またまた出会うことができました、素敵な本。 今年はあまり新しい作家を開拓しなかった気がするのですが、小説部門では彼が一番!これからの作品も楽しみな作家です。 図書館でたまたま読んでみようと手に取ったら、主人公にどっぷりはまりました。 それから…

Falling love with 今江祥智 『袂のなかで』

近所の図書館にて、児童書のコーナーにフランス語の背表紙発見!それが今江さんの作品との出会いでした。背表紙のフランス語がなかったら、手に取ることのない作家だったかもしれません。 まず冒頭で、とにかくあっけにとられたと同時に深くのめりこみ、主人…