以前『火守』を読んでから、 ずっと楽しみにしていた『三体』シリーズ。 色々が片付いてようやくほっとした秋のはじめ。 ついに、読み始めました! 中国の文化革命から始まり、 科学者たちが謎の死を遂げる展開に。 そして宇宙との交信から、地球全体がパニ…
いつもうーんとうなる視点をくれる稲垣えみ子さんの本。 すっかり感化されて1週間を過ぎました。 稲垣さんにとって、家事は1時間以内に終わるもの。 洗濯機がないからたらいで一日分を洗い、 そうじはぞうきんとほうきとはたきで。 食事は冷蔵庫がないから、…
しばらく原稿書きが忙しくて、ブログを書けずにいました。 後回しにしている仕事もあります…。 片付けながらゆっくり更新します。 この本、書評などで見かけて読みたいなあと思いつつ、 図書館ではものすごい予約数で、あきらめかけていたところ ローカルな…
色々なひとの暮らす、家の中でも台所を取材した本と知り、 楽しみに手に取ってみた1冊。 楽しみな気持ちでワクワクと読み進めてみると、 単なる台所の様相を切り取った本ではなく、 ひとと台所と人生が結びついている、ひとの生そのものを 取材した本だとわ…
この夏休み、久しぶりの海外へ行ってきました。 あまりに海外旅行が久しぶりすぎて、異様に緊張しました。 食べ物の持ち込みも厳しいと聞いていたので、 徹底的に持ち物をチェックしての入国でした。 全く未知の国に久しぶりに行くという状況の中、 この本の…
群ようこさんの本は時々無性に読みたくなることがあって、 今回も何冊か図書館で借りてきました。 実は今片づけたい衝動に駆られていて、 家の中に不要なものはないかと色々目を光らせています。 引っ越してきてまだ数カ月なので、元の家にも荷物があり、 分…
本の写真をすっかり取り忘れてしまって…。 写真ナシのさびしいブログになりますが、 ぜひこの本について紹介させてください。 実は、わたしも! 50歳になったらピアノをやってみたいんです。 だから、この本を見た時、同じことを考えて体験された方がいる! …
hon-nomushi.hatenablog.com 2017年に書いたブログからもう数年経っていますが、 夏はやっぱり『わたしたちの島で』を読みます。 冬の長いスウェーデンで 夏の一瞬一瞬を惜しむように過ごす人たちが 本当にいとおしい1冊。 今年、ふと思い立って文庫版を買い…
夏休みですね。 子どもがほっと一息ついているのがわかります。 そして休みになると、旅に出たくなります。 週末ちょこっと時間が見つけられる日をスケジュールを見て探したり。 国内だと2日あれば充分、楽しめます。 だけれど、海外はやっぱり前もって色々…
単身赴任中の家族の家に行ったら、机上にこの本が置いてあって、 つい読み始めたら止まらなくなってしまいました。 日本の作家の長編はあまり自分で手に取ることがないのですが、 なんというか独特の書き方にはまってしまい、 最後までじっくりしっかり読み…
一見平和な題名ですが、 実は複線のたくさんある推理小説でした。 そして、かなりどきどきする。 アメリカの脚本家と、イギリス人の警察官がたまたまハプニングで 同じ時期に貸しマンションを借りてしまった。 2人とも以前のマンションの持ち主である、 元ス…
幽霊を見たことがある? という質問に、イエスと言える方はちょっと優越感を持って、 この本を読むのかしら。 わたしは、はっきりノー。 今まで見たことがありません。 だけど、考えて見たら幽霊という存在を知ってから、 怖くて怖くてたまりません。 怖い話…
教育について考えるとき、日本はこうだけど他の国はどうなのかな? と思うことがたくさんあります。 以前留学していたときも、大学でレポートが多いフランスだったので、 他の人がどうやって勉強をしているのか、興味津々でした。 結局良くわからなかったけ…
今、わたしの持っている洋服は全部で37着(下着、パジャマはのぞく)。 もともとあまり多く持っている方ではないけれど、 少な目ではあるのですが全部が活用できているかというと、 そうでもないところが残念なところ。 まだまだ、失敗もあり着ていない洋服…
疲れていて長い本は読めず、かといって何も読まないのは 心が落ち着かない。 そんな時わたしは、よく益田ミリさんの漫画だったり、 エッセイを手に取ることが多いように思います。 この益田さんのエッセイはお父さんとの別れを描いたもの。 闘病期から本当の…
ネコ好き、イヌ好き、そんな人ならついこのマフラーを巻いた猫に 目が行ってしまうことと思います。 わたしは猫が大好き。今は飼ってはいませんが、 実家にいた時とっても大事にしていた猫がいました。 そんなわけで表紙を見て手に取ってみたのですが、 この…
『遠い水平線』。 この表紙とタイトルの装丁にひかれて、手に取ってみた本。 まるで写真集のような、美しい装丁に心が躍ります。 中身はアントニオ・タブッキというイタリアの作家の作品で、 とりとめのないような物語が展開していきますが、 でもそのあいま…
しばらく暮らしが落ち着かずにいましたが、 毎週の図書館通いが戻ってきました。 新しい図書館に通うようになって見つけたのは、この『火守』。 それほど大きくもなく薄い本ですが、装丁の美しさにまずは目を奪われ、 そして物語を読んでみたら神話のような…
まだまだばたばたしている5月。 単身赴任をする家族に料理の本のおすすめを聞かれたとき、 この本が心に浮かびました。 『まずは塩しましょう。』 食材を切って塩をまぶしておいて、すぐ使える状態にする。 そこから日々の料理を展開する。 この「塩をまぶし…
GWに入り、ようやく新生活の4月からほっと一息。 新生活になったため、子どもが予想以上に不安定。 通常よりも手がかかる上に、普段は2人生活。 わたしも新しい仕事が始まり右往左往しておりました…。 5月からはブログも通常運転できるかな。 合間、合間に読…
3月末に引っ越しをして、怒涛の4月が始まりました。 仕事の本格的スタートを控え、再びお弁当生活に。 ただ今年は自分のお弁当がメインで、子どもは週2回。 自分だけの日は、適当になりそうな予感…。 まだ生活は完全には落ち着いておらず、 食材の調達日が変…
わが家は4月から新生活。 家族が単身赴任になり、わたしと子どもは元の家に帰ります。 台所道具も、半分こ。 仕分けしていると、基本的な道具が2つ必要なものがみえてきました。 だけれども、そのうちまた1つになることを考えると、 この道具は2つ必要か…
山本ふみこさんの本が大好き。 一時期図書館にある本をほぼ全てかりて、一気に読んだことがありました。 だけれども見逃していたのか、他の本がその時はツボだったのか、 ブログでご紹介したことはありませんでした。 『食卓の力』というと、 なんだか力んで…
『今日』という、赤ちゃんのお世話をする親の一日をうたった詩をご存知でしょうか。 www.fukuinkan.co.jp この赤ちゃんを育てている人にそっと寄り添ってくれる詩を 翻訳された伊藤比呂美さんの本を、書評で見つけて読んでみました。 「今日」という詩と出会…
大好きな光野桃さんのエッセイ。 中学生の時、どれほど光野さんの描くイタリアの美しい女たちに 憧れたことか…。 大学生の頃まで、光野さんのエッセイは本棚の大部分を占めていました。 その後少したって、文庫にしたり手放したりして、 いつの間にか少し距…
ずっとずっと、名前は知っているのに読んだことのない作家はいるもの。 こんなに毎日本に触れているのに、それでも読みつくせない。 きっと人との出会いのように、本との出会いにもタイミングがあるのだと 思うのです。そうして今読んだことのある作家になっ…
先日、帽子をめぐる面白かった本を紹介した後、 物について考えていました。 hon-nomushi.hatenablog.com 大切にされた物、どうしても手放せない物、 人それぞれにある物との関係。 思い出したのが今日の本でした。 森瑤子さん。大人の恋愛についての小説を…
つい借りちゃった…と家に帰って我に返るくらい分厚いアメリカの小説。 この表紙のデザインがすばらしくて手に取ってみましたが、 読むのを中断するのが難しくて、3日ほど読み込んでいました。 読むのをやめられないほど面白かったか? と言われると、内容は…
なぜか横になってしまって…見にくくてごめんなさい。 この美しい表紙を、首を横にしてみてくださいね。 主役は帽子。 フランスの大統領フランソワ・ミッテランが ある日レストランに帽子を忘れ、 ひょんなことからその帽子を手に入れた3人が、 ぱっとしない…
図書館の新刊本コーナーにひっそりとあり、 この美しい表紙に魅せられて借りてきました。 作者は1893年、スコットランドに生まれ、 1981年に亡くなっているナン・シェパード。 1944年ごろ書かれたこの作品は日の出を見ず、 1977年にようやく出版されたのだそ…