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hon-nomushi’s blog

読んだ本、大好きな本、そして時々生活のつれづれ

旅の記憶ーパウロ・コエーリョ『アルケミスト』

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ここのところ、コエーリョ フェア(=同じ作家の本を集中して読むこと)をやっています。きっかけは、急に『アルケミスト』が読み返したくなって、そういえばこの作家のそのほかの作品を読んでいないなと思ったことでした。

 

アルケミスト』のことを考えると、まだ行ったことがないスペインやアフリカ、砂漠がまるで自分が旅をしたように思い浮かびます。そしてまたそこに行きたいと思うように、この作品を読みます。それはこの本が、人間が本質的に持っている未知の出来事や土地への、あこがれやこわさを示しているからだと思っています。普段は手元にないし、あまり思い返したりもしないのですが、時々記憶からよみがえってくる大切な本です。

 

アルケミスト』→『星の巡礼』→『ザーヒル』と読み進めてきて、ちょっと息切れ気味です。『アルケミスト』は軽やかに読むことができるのですが、『星の巡礼』以降はめずらしく読み進めるのに時間がかかりました。

 読みにくいわけではないのだけれど、それぞれ作家の個人的な体験が凝縮されているので、作家と同じ体験をしている感覚が強く、ゆっくり一歩ずつ進む登山のような読書になりました。

 『星の巡礼』はいつかわたし自身も体験しようと決めている、サンチャゴ巡礼の道を実際に歩いた体験が元になっているので、いつか旅をするときには必ず思い出すと思います。

コエーリョ作品はまだ数冊手元にあるので、フェアはあと一週間くらい継続する予定です。