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hon-nomushi’s blog

読んだ本、大好きな本、そして時々生活のつれづれ

すべてが満たされるー小川糸『つるかめ助産院』+『これだけで、幸せ』

おいしいを味わう もの+ストーリー ミニマリスト

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素敵な小説に出会いました。

小川糸さんのこの本、読み終わった後においしいものを食べ終わったような

すべてが満たされた感覚で、ほっと一息ついています。

 

小川糸さんの小説が原作の映画「食堂かたつむり」は、おいしそうな食べ物の印象がすごく強かったのですが、この小説は周りの風景、食べ物、そこに漂っている空気まですべてを主役に感じるくらい、小説の世界を満喫しました。

 

主人公は舞台であるつるかめ助産院で出産をするのですが、出産の過程までに

それまでの感情を出し切り、出産自体もこれぞ昔の女性が体験していたであろうデトックス!という出産なので、読んでいて「うらやましいぞ!」と思いつつ、自分もなぜかすっきりしたのでした(笑)。

 

次回出産するときは必ずこの本を読み返して、こんな風に素の自分になって出産できるところにする!と心に決めました。ひそかに楽しみができました。

 

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そしてこの小説を読み終わった後に、同じ著者の『これだけで、幸せ』に出会いました。小川さんの台所がとても美しくて、ご本人のたたずまいと家がきれいに調和をしていて、見ていて幸せになりました。
 
お正月に読んだ、ドミニク・ローホーさんの本と同じように、モノを選ぶときには軽さを意識するというキーワードがここにも!
特に印象的だったのはごはん!炊飯器は持たず、精米機と文化鍋、おひつでおいしいごはんをつくっていらっしゃるそう。
そのほか生活のヒントがいろいろ、小説と合わせておすすめです。