最近よくキッチン特集の雑誌などで見かけていた、三谷龍二さん。
木で食器などをつくっていらっしゃる方です。いいな、と思う台所には三谷さんの作品があって、手元にはないのですが、いつか実物を手にしたら、きっと手放せなくなる手触りなのだろうなと想像しています。
中は作品のこと、日々の生活のことなど。
写真も美しいのですが、何より文章が素敵なことに驚きました。
エッセイとして、もっともっと読みたいと思う心地よさでした。
作品も文章も素敵なんて、なんだかたくさん得した気分で読みました。
驚いたのが、『朗読者』の表紙のオブジェが三谷さんの作品であることをこの本で知りました。とても印象に残っていたので、再会できた上に三谷さんの作品で
あったことを知って、さらに好きになりました。
本の中にも何点かオブジェの写真があるのですが、切り取って飾りたいくらい素敵な作品でした。オブジェが大好きなので、いつか展覧会があったら行きたいな。
