先週は家族が一週間病気で、ようやく今日1人の時間が持てました。
ほっとした今、とても大切な1冊をご紹介します。
だいぶ前に偶然図書館でみつけたマンガ、『つづきはまた明日』。
このところ、毎日ほど大切なものはないのではと思うことがたくさんありました。
そんなときにふと思い出した一冊です。
おとうさんとお兄ちゃん、妹、そしてときおり現れるおばの日常。
とはいっても決して涙たくさんではなくて、毎日のおかしいことがたくさんつづられているのです。妹はまだ小さいので、言葉の使い方がおもしろかったり、おばはけっこうはちゃめちゃで料理が下手だったり。でも、そんな日常に亡くなったおかあさんの姿がときおりふと現れて、その存在感はこの家族に変わらぬ安心感を与えています。
決してパーフェクトな母親が描かれているのではなくて、子育てで不安だったり我慢したこともつづられているから、生きているときにわたしと同じように悩んだりしたんだな、と思うととても親近感がわきます。
でもやっぱり亡くなったという設定がシビアな現実をうつしていることもあって、時折どきんとします。一番印象的だったのは、お父さんの同僚が会社で家族にうそをついてのみに行くという場面。その同僚に、お父さんは心の中で「いつまでも家族がいると思うなよ」というような一言を言うのです。読んでいたわたしもどきんとして、お父さんの心情に寄り添っていました。
とげとげしていて、やさしい気分になりたいときに。
「月曜は自分にやさしく」できたらいいですね。