どうやってこの本を見つけたのか忘れてしまったのですが、美しい本を見つけました。
確か雑誌の書評か広告だったかな?
美しい本です。写真も文章も、文体すら美しくて、本に穴があくほどじっと眺めてしまいました。著者のキッチンが少し表紙にありますが、静かなおうちです。そして、グレーが美しい。
日本の家でグレーをベースにしたおうちをあまり見かけないのですが、表紙のお鍋などもグレー。床の白からグレーのコントラストがあまりにも美しくて、ここまで統一されて美しいお部屋をあまりみたことがないと思いました。
グレーはあいまいで、あまり主張しないけれども、大好きな色です。静かだけれども存在感があって、重ねると本当に美しいグラデーションになるところが大好き。グレーを活かすお手本のような広瀬さんのおうちの写真を見て、あらためてグレーが好きだと思いました。
そして広瀬さんのたたずまいもまた、静かながら美しい印象がありました。珈琲よりも紅茶が好きで、お茶を入れる工程を大切にされていること。好きなことだけをしようと決意して、それを大切に生きてきたこと。
ただのナチュラルテイストではないオリジナルなインテリアや、家に人がマッチしている姿を見ると心が躍ります。