たいてい毎日する料理。毎日だからあまり楽しくないかというと、
そんなことがないのが、料理の奥深さ。もちろん面倒なこともあるけれど、どんな味か食べる楽しみもちゃんとあることがうれしい。
それは毎日食べたいものが違ったり、季節を感じる食材が手に入ったり、
冷蔵庫の整理で使い切るというお題があったり、日々違うから感じる面白さ。
そんな日常にある料理のおもしろさに気付かせてくれたのは、この本でした。
数年前からの手作り味噌も、この本で「味噌、つくれるんだ!」と教えてもらったから。梅干しも、ポン酢も。それまで買うのが当たり前だったものが、手作りに変わっていきました。
初めて作るとき、初めて味わう時のどきどき。ときに失敗したり、これはどうするのか?と悩んだり。このどきどきは、わたしが毎日ご飯を作るとき、あきずにいられる大切な秘訣なのだと思います。
雑誌でおいしいレシピを見たり、料理番組を見たり、レストランでおいしいものに出会ったり。料理をアレンジする刺激はたくさん。でも、料理の基本の調味料を手作りするというのは、時間も手もかかる。どきどきの工程ももっとはらんでいるので、またさらに面白さがあると思うのです。そんな面白さが満載。だけども多すぎないところがこの本の大好きなところ。できるところから日常に取り入れたら、さらに料理が面白くなるかもしれません。
今年はまだ梅干しが干せずにいます。いつ干そうかな。