言わずと知れた断捨離のやましたひでこさん。
2014年の初頭、初めて断捨離の本を手にした後、4度の引っ越しごとに持ち運んでいた大切な(だった)本棚を一つ捨てました。その本棚はわたしが子どものころから大切にしていた本たちが並べられていて、大人になってからも買い足した大切な本でいっぱいでした。断捨離の本を読んだ後に、なぜかこの本棚に手をつけようと思いつき、結果として手放すことを考えもしなかった本をリサイクルに出しました。
それまで断捨離という言葉を聞いてはいたのですが、収納方法かと思っていてちゃんと読んだことがなかったのです。読み始めてみたら全く違って、生き方の本でした。自分で読んでみないと本当のところはわからないものだなと、実感した体験でもありました。
本棚にあった本たちは、ながめて楽しんでいる方が多かったのです。常に読む本としては3割くらい。実は2階につくりつけの本棚があるのですが、その時はがらがらにしていて、いれるものがない状態でした。どうしても手放せなかった本だけは、2階の本棚に。きちんと収まったので、本棚2つを持つ必要は全くなかったのです。
大物の本棚を和室から撤去することができたあと、和室にものを置くのが気になりだしました。結局木の洋服ダンス(小さめです)2個もリサイクルに出し、和室は家具を置かずに生活することができています。そこから加速したものを少なくする生活は、今までずっと続いてきています。初めに大物が片付いたことで、「あって当たり前のもの」に目が向きやすくなったのだと思います。
あ、肝心な本の紹介が!(笑) この本はやましたさんご自身が今一人暮らしをされているマンションの収納があますところなく明らかにされています。ミニマムだけれども、好きなものはちゃんとある生活。すべてのものが活用され、生きている空間。写真とともにその様子を知ることができて、満足でした。次は本を見習ってクローゼットをきれいにしたいです。