hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

気付くことからはじめる健康法 森田愛子『いつもの呼吸で病気を流す』

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呼吸…生きてからずっとしているからこそ、意識することのなかった部分。暮らしに瞑想を取り入れてから、呼吸の奥深さに驚いているところです(この話はいずれ…)。そんな時、この本に出会いました。

 

身体の不調はプロに直してもらうもの。例えば薬や病院、整体だとか。特別な食べ物とか。人の力をかりなければ、パーフェクトにはならないような気がする身体。そんな風に考えていた頃、自己治癒力という言葉に出会いました。それは身体本来のチカラを最大限に生かすことで、不調は改善するという考え方。

 

その言葉に出会ったころ、不調ならば薬を飲む暮らしから、根本的に変わっていったような気がします。特に呼吸は、自己治癒力と深く深くかかわっています。

 

呼吸の良いところは、気が付くとすぐに意識できること。この本でも、浅い呼吸こそ不調の原因だと書いてあります。特に日常では、つい力を入れてがんばることで呼吸が浅くなりやすいそう。冒頭に呼吸の浅くなりやすい行為がいくつかあげられていましたが、台所で野菜を切るときや、歯磨きの時にまで力んでいないかという指摘にはっとしました。そういえば、力んでいるかも…。

 

おろそかにしがちな呼吸ですが、特に道具が必要なわけではないので、いつでも気付いて深く呼吸をすればそれでOK!忘れていても、その場でその瞬間改善できるのが楽しい。そして自分ひとりでできることだから、とても楽です。

 

本文の中からどきっとした言葉を数行引用。

「自分の体力を無視するということは、大切な体をぼろぞうきんのように扱っているのと同じ」

「健康面だけではなく、どんな世界にも共通することだと思うのですが、結果を出す人というのは「日常を大事にできる人」だと私は思います」

 

気が付いたらちょこちょこ。深い呼吸と、力まない姿勢を意識していこうと思いました。本当はすぐにできること、自分ひとりでできることが、健康でいることと深く関りがあるのかもしれません。