母が20代のころ使っていた時計。SEIKOの古いモデルです。デザインが気に入って、自分でも修理して20代後半から使っていましたが、どうも本格的に壊れてしまった模様。しばらく放置していましたが、小さなものほど片付いていないと気になるもの。重い腰を再び上げて、デパートの時計修理に見積もりをお願いしてみました。
調べていただいた結果、古いのでもう部品がないし、正常に動くようになるかわからないとのこと。たとえ修理をお願いしたとしても、途中で部品がなくなり、キャンセルとなることもあるとのことでした。
ここ数年大切にしていたとは言えない時計。修理は難しいようなので、手放すことにしました。今回は壊れているから、ごみになってしまいます。デザインが気に入っていたので悲しいですが、使っていないのでオブジェにしかならない…。
母はもう使っていなかったけれど、長く家にあったものだから、大切にしていたものだったのでしょう。一時でも引き継いで使うことができてよかった、そう思ってさよならをすると少し気持ちが穏やかになりました。
バッグのときも思いましたが、
バッグの行方 買い物の失敗談 - hon-nomushi’s blog
ブランドだから、古いから価値があるのではなくて「今、使える状態」であることが価値を生むのだと思いました。