手元に長いことあり、折に触れて読み返すのでもうぼろぼろ。大切にしているからだの本です。奥谷さんの本を読んだのは、妊婦の頃出会った『お産本』がはじめて(いずれご紹介しますね)。妊娠中おかしなものばかり食べたくなる自分に罪悪感を抱えていましたが、本に出合ってから気持ちがすっと楽になりました。
そしてこの本。作者の考え方がとても好きなのです。
ポイントは、
「健康が目的なのではなく、やりたいことのために健康でいる」
「身体にどんなものが入ってきても、それを出せるからだでいる」
というところ。そのころ「健康になること」に頭でっかちのわたしには、はっとすることがたくさん書かれている本でした。
季節のからだの変化、不調の時の症状別対処法も載っています。そして対処に家にあるもので対応できるのがうれしいところ。なにより「なぜその症状が出るのか?」をわかりやすく解説してくれるのがすごくよいのです。自分が不調の原因を作っているのがよくわかりますし、そうなったら次回の対処法もちゃんとわかります。
一家に一冊、心からおすすめのやさしいからだのケア本です。