手帳術の本を読んで実践して以来、絶大な信頼を置いているあな吉さん。もはやわたしの生活にあな吉手帖は欠かせないものになっています。
この本の中にも書かれており気になっていた、あな吉さんの家事の本を読みました。家事は毎日の繰り返し。マンネリになったり、苦しかったり、楽しい部分があったり、 本当に様々な局面があるものだなあと思います。人の日常がどれほど小さなもので成り立っているのか、知れば知るほど奥深くなっていくと思っています。
さて、あな吉さんの家事は?というと、めんどくさがりとおっしゃるのですが、とても効率的。そして自分が楽をするために、どうしたらよいかを徹底的に考えていらっしゃいます。朝のうちに朝食、お弁当、おやつ、夕食まで準備。朝以外は家事をせず、家事をするときは家族に「見せ家事」(やっている姿を家族に見せる)を意識。すぐに作れるよう、よく使う調味料はすぐ使えるようになっていたり、小さな工夫がたくさんなされていました。お買い物も宅配のみ。家計簿管理も楽だからと、購入金額を決めていらっしゃるとのこと。
そういう細かい工夫も参考になることばかりだったのですが、家族との関わりあいが印象的でした。朝は子ども達がお母さんを起こす(決めた時間に起こさないとお弁当が間に合わない)、出張後は必ず夫に小さなお礼をする(手帳にフセンをはって忘れないように)など。お母さんがごきげんでいることを大切に考えて、1人でためこまず、でも家族にありがとうも忘れない姿勢は、ぜひ真似したいです。
あな吉さんは終わりの方で「迎えにいった未来しか手に入らない」とおっしゃっていて、その言葉がとても沁みました。(途中に書かれていた「お弁当は海のように広い」という一言にも深くうなずきました。本当!)
家事を1人で抱えてつらくなってしまった方にはぜひ、おすすめの一冊です。