hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

楽になるためにやめたこと おーなり由子『だんだんおかあさんになっていく』

 

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今日は子育て中におすすめの本と、我が家の子育てで、やめてみたら
自分がとても楽になったことをお伝えします。
 
現在我が家には今年4才になる子が1人います。
幼稚園年少に入る1年前から保育園に通っています。今は保育園2年目。
子どもはたいてい朝5時に起き、7時半ころ保育園へ。

わたしは 基本的に在宅勤務なので、子どもが保育園に行っている間、
だいぶ自由があります。そのはずなのに、なぜか子どもが帰ってくるといつも焦って、もっともっと自分の時間を得ようとしていました。

 

保育園からの帰り道は寄り道だらけ。結局特別なことがない限り、暗くなるまで外で遊びます。内心焦りながら時計をチェックし、適当なところで切り上げさせる。ごはん、お風呂が終わるまではスピードを上げて。「早く、早く!」と食べさせたりお風呂に入ったり。あるときふと、「なぜ焦っているんだろう?」と考えました。夕方確かにやることはたくさんあるのだけれど、早く色々を済ませることが、本当に夕方に必要なのかな?と思ったのです。

 

考えてみたら週末以外、ほとんど別の時間を過ごしている私たち。彼が家にいて自分のペースで何かをできる時間や、わたしや家族との時間は、平日は本当にわずかなのです。

 

日々の一緒に過ごす時間が短いと気付いたとき、わたしは「限りある一緒の時間を、もっと大事に過ごす!」と決めました。義務ではなく、心からそうしたいと。今が終わってしまったら、子どもはもっと大きくなってあっという間に手を離れてしまう。

一緒の時間を大事に過ごしたい、それが私の一番今したいことだとわかったのです。

 

子どもとの時間を集中して過ごすためにまずしたのは、夕方18時半からiphoneをおやすみモードに変えること。音が鳴るとつい気になってしまうので、最初から鳴らないように。家族にも「18時半からは携帯が通じません」とお知らせ。外のことに煩わされないためにできることを考えたら、私の場合はiphoneを触らないことでした。

 

ただ電話をオフにして、集中して子どもと過ごすことを決めたら、夕方が本当に楽になりました。電話を見るという行為や、外からの情報をシャットダウンすることで、目の前のことにこんなにも集中できるということに、自分でも驚いています。きっと私の脳は、多すぎる物を見ると混乱するように、子育てと情報整理を一緒にするようにはできていないのですね。

 

こうやって自分のやり方を見つけることが、だんだんおかあさんになっていくことなのかもしれません。もう子どもが4才に近いのに、まだ「私のペース」を優先したくて、おかあさんになりきれていないところがあるのはちょっと恥ずかしいけれど…。でもだんだんのペースは人それぞれ。そのとき子どもに無理をさせず、自分も無理のない方法が見つかるといいな、と気長に構えてみます。この本をゆっくり読みながら。

 

詩やイラストがたくさん、文字は少なめなので、まだ小さな赤ちゃんを育てているおかあさんにとてもおすすめです。