先日のこと。IKEAの入り口に、こんな素敵なディスプレイがなされていました。
ディスプレイの主役は気持ちのよさそうな白いソファー。我が家で10年使い通したのと同じソファーでした。
10年ほど前、初めて実家を出た後に、新生活のため家具をたくさん購入した時期がありました。その時は「ミニマリスト」という言葉は存在せず、からっぽの家をいかに物でうめていくかがテーマだったと思います。大好きなものだけ家に置けるワクワクで、大物の家具も好きだと思ったら迷わずまとめて購入した時期でした。「くつろぐリビングには絶対ソファが必要!」そんな思い込みもあって、購入してから本当に長いこと使ってきました。
あれから何度も引っ越しを重ねて、少しずつ大物家具が減っていった我が家。10年前に購入した家具たちは、ここ4年ほどで少しずつ姿を消しました。その中でも長寿だったソファ。これは家族で「手放したい⇔手放したくない」と意見がわかれていたため、何度も話し合い。去年末に一度撤去してみようということになり、リビングから和室へと移動し、ソファーなし生活を体験してみました。
手放したかった私の理由は、
ーリビングに火を入れる(ペレットストーブがあるため)とき、火を見て過ごしたい。
ソファだと位置を簡単に移動できない。
ーカバーの掃除が面倒 すきまにごみがたまる
ーせっかくの床暖房がソファの面積分生かせていない
ー引っ越すときに大変 大物家具はなるべくなくしたい
一方手放したくない家族の理由は、
ーごろごろしたいときにすぐ使いたい
ーソファの上でジャンプをしたり、登ったり降りたりしたい(4歳児の意見)
というものでした。
確かに座り心地もよく、ソファの機能は本当に優秀。子どもがジャンプしても
びくともしませんでした。万が一買いなおすとしても、ソファならこれにすると言えるくらいです。でも今の家では床暖房があり、日本産の栗のフローリングが気持ち良いのです。今の家を生かすという視点だったら、やはりソファでないほうが良いのでは、と時間をかけて家族で結論を出しました。
ごろごろしたい家族には、置き畳を用意する予定(今は毛布を持ってきて床にごろり)。ジャンプしたい子は、公園に連れ出して。
ソファーとのお別れその②に続きます。