hon-nomushi’s blog

人生の友になる本、片付け記録や毎日のつれづれ

子どもと出会うあたらしい本 太田大八2冊

 

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子どもの通う保育園にある本棚には、本当に古くてぼろぼろの本がまぎれています。

もともとソフトカバーで紙が弱いせいもあると思いますが、どれだけ長いことここにあるんだろう、と思うような作品も。でも古いから汚れているからといって、内容も古いわけではありません。

 

ある日子どもがぼろぼろの本の中から見付けてきた1冊の絵本、『だいちゃんとうみ』。あまりの絵の美しさに目が離せなくなってしまいました。魚釣りをしたり、海で泳いだりする夏の楽しさが凝縮されている1冊でもありますが、何より空や海、景色そのものに深く魅了されます。1日のはじまり、朝の日のさしかた、夕方の暗くなる前の青い時間、夜になった外と家の中のコントラスト、すべての色の表現に心をぐっとつかまれました。

あまりに長く眺めていると子どもの方が飽きてしまって、わたしの方が借りている間何度も手にとってしまったほど。

 

そうしているうちにもう1冊『かさ』を図書館の展示で知り、こちらにも心をつかまれました。『かさ』にはお話がなくすべて絵でストーリーが展開する1冊ですが、こちらは現在が舞台。そのストーリー展開にもまるで場面の中に自分がいるかのような臨場感があり、深く引き込まれていきました。

 

思いがけず子どものおかげで出会った新しい作家の方。新たな出会いに心が躍りました。