hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

あけましておめでとうございます 一田憲子『ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく』

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あけましておめでとうございます。

hon-nomushiブログを読んで下さり、本当にありがとうございます。

今年も本と人とをつなぐ助けができたらうれしいので、

ひそやかにこつこつと続けていきます。

どうぞよろしくお願いします。

 

新年に…ガツンと来るタイトルのこの1冊をご紹介します。

家族で時間を過ごすことが増え、離婚が増えたというニュースを見ました。

いつもと違うステイホームで、きっと多くの方が不安を感じ、

それを我慢して出さないようにしていたであろう1年。

でもでも、いちばん身近なパートナーには、自分の気持ちは隠せない。

そしてそれが引き金になり、きっとたくさんの隠されていた感情が出た故の

離婚増加だったのでは…と思います。

 

わが家はステイホームの期間があまり長くありませんでしたが、

それでも家族、とくにパートナーとの関係では

「なんでこうなっちゃうんだろう。イライラ。」

ということは多くあったように思います。

 

パートナーとの関係性や結婚してからの夫婦間は、

実はあまり語られることがないように思います。

わたしの場合はですが、友人とパートナーの愚痴は言い合うけれど、

根本の「結婚とは?」という部分はあまり語ってこなかったように思います。

 

この本はその根本の部分が、実はパートナー同士で全く違うということや、

夫婦には様々なありかたがあるということを

インタビューで明らかにしてくれています。

特に生活の中での意見のすれ違い、

具体的には子育てのいらいらや掃除の仕方など、

そんな「ささいな」と思われることを、

どうやって本の中のご夫婦は解決しているのか。

ありのままの夫婦のありようを、

様々な方のインタビューを通じて伝えてくれます。

 

わたしはこの本を読んで、「ささいな」ことを無視しないから、

2人でいることの土台ができて、パートナーとしていつづけられるのでは

と感じました。

はてさて、わが家はどうだろう?(笑)

パートナーとの関係に悩んだら、ぜひ一読されてみてください。