hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

その地の食べ物を知る 平松洋子『日本のすごい味』

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更新が遅れがちの7月、気長にいつも読んで下さりありがとうございます。

図書館で見つけたこの本。

表紙は今わたしが住んでいる長崎県五島うどん

食い入るようにみつめてしまいました。

 

関東にいたころは食べ物の特産品があまりなくて、

他県の方へのおみやげはいつも頭を悩ませていました。

「これ!」という手土産は、名店のクッキーやお酒にしていました。

でもほとんどが原料まで地元産、というのはあまりなかったように思います。

 

ところが、

長崎は地元の名産が、ある、ある!

野菜もたくさんあるし、お菓子も豊富!

選ぶのが迷うほどたくさんあって本当に楽しいです。

この本でも名産の1つ、五島うどんが本の表紙になっています。

 

ただ、この前長崎市の方とお話していて気づいたのですが、

五島うどんのお店、市内で見かけないんです。

大好きなおうどん屋さんは讃岐だし、

五島の名前のついたお店はあまり見かけないような。

(知らないだけかもしれませんが)

 

本を読んでみると、五島うどんは貴重なものだから

あまり島の外にはでないとのこと。

流通させるほどたくさんは生産できないそうです。

 

その土地ならではの食べ物って、これだけ流通が進んでいても

あるものなんですね。

本には他にも地元ならではの食べ物がたくさん載っていました。

五島が近い、今のうちに遊びに行って、うどんを食べてみたいなあ。