古い映画を観ました。
お休みの午後、ゆっくりと。
何度も観たことのある映画なのですが、
大好きなクリスティン・スコット・トーマスが出ているので、
事あるごとに見返しています。
クリスティンの演技や雰囲気が大好きなので、
彼女の出ている映画はたくさん観ているのですが、
DVDを持っているのは「ランダムハーツ」だけ。
だからたまに借りてきては作品を見返します。
ニューヨークで有名なファッション誌の編集をしている彼女は、
事故の恐怖から狂暴化した馬の治療のために、いちるの望みをかけて
ホース・ウィスパラーにお願いすることに。
ニューヨークには来ないという彼に会うためにモンタナへ向かい、
そこで娘との関係を再び構築し直したり、
自身の心の素直な動きから、恋に落ちたりします。
元はビデオの時代の映画なのですが、
全体的にはすごく静かな映画です。
だけれども、風景も美しいし、描かれている人物も、
どこをとっても深く現実味があって大好きです。
今回は、傷ついた娘と向き合う母親の姿が印象的でした。
ティーンに近づいている我が子との関係を考えながら
思い返しました。
日本語のポスターでは母親の恋が前面に押し出されていたけれど、
わたしの印象は上の通り景色の美しさとティーンの娘と母の関係。
どこに主題を置くかは見る人次第ですけれど、
どの場面を観ても心に触れるところが大きな映画だと思います。
機会があったらぜひ。
静かな午後の映画にお勧めです。