hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

学校って… 工藤勇一 鴻上尚史『学校ってなんだ!』

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先日教育に関するテレビを観て、そのあと気になっていた工藤さんの本を

読みました。

著者のおひとりは公立の学校の改革をされ、

そして今は横浜の私立学校の校長先生をされています。

 

わが家は子どもが公立に馴染めず苦しんだ経験から、

関東にかえってきてからは少人数の私立に通っています。

けれども自分は教育関係者で、去年から

公立の学校で働いています。

だからこの本を読んでみようと思いました。

 

今、働いてみて思うことは、自分が通っていたころの中学校と

あまり変わっていないのがなんともはがゆいところ。

さすがに暴力はないけれど、

一斉授業が成り立たなくなってきているのではないかな?

と思っている所です。

 

それに加えて今気になっているのは、

色々な特性を持つ子どもたちへのケア。

そして変わらない校則。

時代は変化しているのだけれど、

先生方の負担は増え、リスペクトは減り、

子どもたちも疲れている。

 

この本で言われている対話、言語化を、

もう少し現場で取り入れていかないと、

生徒も先生もお互いに苦しいんではないかな、と

個人的に思っています。

今の教育に疑問を持った方にはぜひ

読んでいただきたいです。