ミニマリスト、というとインテリアが重視されがちですが、実は生活全体が対象になりうるもの。持ち物が少なくて、いつでもどこにでも移動できる、そんなイメージ。
生活全体がミニマムになると、旅の支度もぱぱっとできて、どこにでも行けそう。
そんな憧れを体現したくなって、旅の持ち物をできるだけミニマム化してみたい、と思うようになりました。私の場合、考えてみると身の回りのもので一番場所をとっているのがスキンケアのものでした。
もともと肌が弱いこともあり、以前留学した時は1年分の化粧品を輸送したほど。お金もかかったし、何より後でがくぜんとしたのは肌にやさしいわけではない化粧品をわざわざ輸送して使っていたこと!そのあたりは知識を得て少しずつ改善してきましたが、今の化粧品も本当に必要なのかな?と思い始めたころ、この2冊に出会いました。
説得力があるのは、著者である平野さんの肌が美しいこと!これを見ると色々つけてお金を払ってきた化粧品代はいったい何だろう、と思ってしまうくらいです。本の内容はどちらも、スキンケアをすべてやめて肌そのものの力を強くする、という方法が書かれています。そのすべてが「引き算」の方法であることに、とても惹かれました。
きれいな肌のために今までしなければならなかったこと。
これからきれいな肌になるために、プラスしなければいけないこと。
そのすべてが不要になり、プラスされる自由な時間、スーツケースの空間。
まさにミニマムにぴったりな方法なうえに、お金もかからず肌もきれいになるなんて!
ごみも減らすことができます。
方法を知って半年ほど。冬にかさつくときはワセリンを塗ったり、化粧水をぬることは時折しています。完全な肌断食まではまだ到達していませんが、少しずつ化粧品が減りつつあります。今のところ、化粧品をつけていたほうがよかったということもないし、もっともっと減らして行けたらなあと実験中。私の場合は、肌に何かをつけなければいけないと思い込んでいたところから自由になれたことが一番のミニマムで、それがとっても心地よいです。