Falling love with 主人公
日々の膨大な読書の陰に隠れ、すっかりご紹介が遅れてしまいましたが、 今年に入ってからずっとずっと読み続けているコナリーの作品。 ボッシュという刑事が主役で、合間に異父兄弟の弁護士が出て来たり、 メインとなるキャラクターは何人もいますが、 2017…
本との出会いにも、運命を感じるときがあります。 それは気が付かずに読み進めて、前に好きだった本と 同じ作家であることに気づいた時。 同じ作家の作品に、心がふるえる時。 エリザベス・ギルバートはわたしにとって運命を感じる作家でした。 以前ご紹介し…
すごく話題になっている本のようで、 (基本的に自分のアンテナにひっかかったものしか読まない) 図書館でものすごく予約数が多くて、急いで読みました。 とはいえ、読み始めたら止まらなくて、 普段乗り物の中だと本が読めないたちなのですが、 バスが発車…
以前記事にしたマイクル・コナリーのハリー・ボッシュという刑事を 主人公にした作品、16巻目に入りました。 1990年代から書かれている作品を、順を追って読み進めて はや数ヶ月。飽きません。 時間が経ってから作品を知ると、続編を待たなくても良いのが い…
大好きなパディントン。 ひととき小学生から持っていた全集を手放したのですが、 子どもがいたく気に入って、 最近文庫で再びわが家にそろいつつあります。 マーマレードさえあればなんとかなると思っているパディントン。 いつもべたべたで、騒動は巻き起こ…
GW前半は、旅をして早めに帰ってきました。 有休を使って早めに移動したので、 なんとなく混雑のピークは避けられたような。 GWの長い休みは長編を読みたくなります。 今回何を読もうかと思って、 思いついたのは赤毛のアンシリーズでした。 それこそ小学生…
長野の避暑地でひと夏を過ごす建築事務所の人たち。 新人の所員と、彼を取り巻く人々の様子。 生活の確かな存在感。 季節のうつろいが写し込まれて、まるで美しい絵を すみからすみまで眺めたような満足感で読み終わりました。 これぞ、読書の醍醐味。 大好…
「ランダム・ハーツ」という映画が大好きなのですが、 そこに出ている女優のクリスティン・スコット・トーマスが大好きです。 彼女のしぐさが美しくて、いつも心から見惚れています。 「イングリッシュペイシェント」でも有名なクリスティンですが、 これま…
まだ3月だけれど、きっと今年のわたしの私的読書ハイライト、 1990年代から続くシリーズもの、刑事ハリーボッシュを主人公にした 本を読み始めました。 出会いは以前お話したように、この本から始まりました。 hon-nomushi.hatenablog.com 「ナイトホークス…
先日この本を読んだときに強く惹かれた作家の作品を、 ようやく手に取ることができました。 hon-nomushi.hatenablog.com 知らなかったのですが、探偵ものや事件の作品は ハードボイルドというジャンルなのだそうです。 『石を放つとき』の冒頭の紹介文に、そ…
推理小説が好きだな。 そんな風に思うようになったのは、ミレニアムを読むようになってから。 それから時間があるときは、とにかく推理小説。 特にこのところはヴァ―ランダ―シリーズの北欧小説に夢中になっていました。 そして最近出会ったのが、新しいアメ…
eiga.com 古い映画を観ました。 お休みの午後、ゆっくりと。 何度も観たことのある映画なのですが、 大好きなクリスティン・スコット・トーマスが出ているので、 事あるごとに見返しています。 クリスティンの演技や雰囲気が大好きなので、 彼女の出ている映…
読んでしまった…読み切ってしまった。 この一週間、あまりコンディションが良くなかったのですが、 色々やることがあって落ち着きませんでした。 なのに、なのに、読まなければならない本をほっておいて、 この本を合間に読んでしまいました。 以前ご紹介し…
少し前のことですが、わたしの住む街で選挙があって、 そこに考え方がとっても素敵な議員候補の方を見つけました。 無事当選され市議となったその方とはお家も近く、 先日わが家にお誘いしたところ、 快く来てくださいました。 その時にお誘いいただいた映画…
ヴァ―ランダ―という刑事を主人公にしたスウェーデンのミステリを読んで以来、 すっかりファンのスウェーデンの作家、へニング・マンケル。 普段わたしは気に入った作家がいると、その方の作品をごっそり借りてきては 読むのが習慣なのですが、 マンケルに関…
昨日まで一泊二日で長野に行っていました。 家族の軽い誘いで外泊キャンプについ付き合ってしまったのですが、 蚊の猛攻が記憶に残る滞在となりました…。 実は外で寝るのが結構苦手。 虫は蚊以外ならわりと平気ですが、 ずっとぶんぶんされると、やっぱり苦…
普段は立ち寄らない図書館で出会ってしまった美しい表紙の本。 宮下さんの本は小説も何冊も読んでいます。 だけれども、彼女の作品の中ではエッセイがとても好きで くすっとわらってしまうことがたくさんあるので、 すごく読んでいて幸せな読書なのです。 な…
読み終わった後の静かな感動を、どう表せばいいのだろうか。 長い登山を終えて、そして下りきった後にも美しい景色が待っていた。 そうお伝えしたらこの本のすばらしさをわかっていただけるだろうか。 たまたま新しい職場の図書館で出会った本だけれど、 き…
子どもがハリーポッターにはまっているので(5年生のはじまり)、 ファンタジーの棚によく行くようになりました。 そこでみつけたなんだか地味な表紙の(失礼?)本。 今、3部目を読んでいます。 面白いです。 主人公のステラは母を失くして、父親はわからず…
群さんの小説が大好きなのに、読んだことがなかったれんげ荘の物語。 先週のひととき、シリーズ全冊を楽しみました。 主人公は40代。 それまで嫌なことをして働いて、 気の合わない母親との生活をしていた彼女は、 仕事を辞めて働かないで暮らすために、 月…
勤務先にあって、「あ!」と思った本。 本のタイトルを新聞の帯で見つけた時から読んでみたかったんです、 この本。 中は漫画とコミックエッセイとの中間のような、 範囲が少しあいまいな本だと思います。 中は同じアパートに住む住人の、それぞれのインテリ…
ケストナー作品と出会ったのは小学生の頃。 夢中になって読んだ『ふたりのロッテ』、もちろん『エーミールと探偵たち』も! なのにこのふたごの本だけは、今まで読んだことがありませんでした。 良く通っていた図書館になかったのかしら? でも、このタイミ…
いつも一定の火曜日または水曜日、 そして金曜日にブログを書く予定でいるのですが、 最近週中が忙しくて、ブログが書けない時が続いています。 なかなか定期的にUPできずに、ごめんなさい。 少し落ち着いたので、来週くらいから定期的にUP できるようにした…
美しい日本語を読みました。 李琴峰さんという作家の方をご存知でしょうか? 台湾出身、つまり日本語は第二言語。 なのに、なのに、 なんて美しい日本語を書かれるのだろう。 読んだとき、心が震えました。 というのもわたしも外国語学習者だから。 こんなに…
あけましておめでとうございます。 簡単におめでとうと言えないお正月でしたが、 それでも日々は過ぎていく。 できることをできる範囲でやっていきます。 本の時間もいつもより短めでしたが、 そんな時に最適なのが短編集。 以前ご紹介したこの関連作品。 ho…
駅に近づくとき、郊外の私鉄電車はスピードを落す。手前のカーブがきついので、線路すれすれまで建った家々の軒を掠めそうになる。やがて駅へすべりこみ、するとホームを隠すような看板で、もう家々は見えない。産婦人科、金融、海老料理店などの看板がつづ…
原田マハさんの作品を読み続けたくて、 別の本を借りてきました。 読んでみたらびっくり! 最近知り合った方が関わっているハーレーダヴィッドソンという バイクにさっそうと乗る女の子の話、 訪れたことのある北海道の鶴居村が舞台になっていたりして、 一…
以前『火守』を読んでから、 ずっと楽しみにしていた『三体』シリーズ。 色々が片付いてようやくほっとした秋のはじめ。 ついに、読み始めました! 中国の文化革命から始まり、 科学者たちが謎の死を遂げる展開に。 そして宇宙との交信から、地球全体がパニ…
一見平和な題名ですが、 実は複線のたくさんある推理小説でした。 そして、かなりどきどきする。 アメリカの脚本家と、イギリス人の警察官がたまたまハプニングで 同じ時期に貸しマンションを借りてしまった。 2人とも以前のマンションの持ち主である、 元ス…
『遠い水平線』。 この表紙とタイトルの装丁にひかれて、手に取ってみた本。 まるで写真集のような、美しい装丁に心が躍ります。 中身はアントニオ・タブッキというイタリアの作家の作品で、 とりとめのないような物語が展開していきますが、 でもそのあいま…