昨日まで一泊二日で長野に行っていました。
家族の軽い誘いで外泊キャンプについ付き合ってしまったのですが、
蚊の猛攻が記憶に残る滞在となりました…。
実は外で寝るのが結構苦手。
虫は蚊以外ならわりと平気ですが、
ずっとぶんぶんされると、やっぱり苦手です。
いつも家付きでやどかりみたいに旅ができればなあ、
と思っているのですが、
そういえばこの本を読んで、船もあるんだな!
と思いました。
内田洋子さんはイタリアに関する著書がたくさんおありの方で、
ことあるごとに手に取っています。エッセイが多いかしら。
けれどこの本は物語のような、
架空の登場人物がイタリアの各地を美しい船で周るという
夢のような旅です。
でも、夢を夢で終わらせないのが内田さんの著書。
実はこの船がまあ、美しいのは美しいのですが、手入れに
ものすごくお金がかかるそうです。
加えて、停泊料金やらなにやら…。
大変な相棒のようです。
だからやどかり生活は夢見るだけでいいな、
と最後には夢のない結論にいたりました(笑)。
けれど読んでいる間だけ。
美しい景色を見たつもりで楽しんで、
しばし夢の世界を味わうには最高です。
よく冷えたプロセッコと一緒にどうぞ。