もの+ストーリー
光野桃さんのエッセイから、イタリアにあこがれていた中学生の頃。 ノンノという雑誌の片隅に載っていた、美しい人たちの着こなし、生活。 そのころから光野桃さんのエッセイと過ごしてきて、 早30年近くが過ぎました。 イタリアのこと、人の生き方のこと、…
生活をすることと、お金を使うことは切り離せないものですが、 そのお金の使い方について書かれた本はあまりなかったのが現実。 家とお金のお話もベールに包まれていたように感じます。 それがここのところ、こんな分かりやすい本がでてきたので、 とても助…
高校生のころから、インテリアが大好き。 今の自分の家と写真を比べてはため息をついていました。 今は?少しずつ理想に近づけているかな。 高校生の頃はたくさん雑誌を買って、読んでいましたが 今はあまり心ひかれる雑誌やインテリアがなくて、 もっぱらピ…
色々なひとの暮らす、家の中でも台所を取材した本と知り、 楽しみに手に取ってみた1冊。 楽しみな気持ちでワクワクと読み進めてみると、 単なる台所の様相を切り取った本ではなく、 ひとと台所と人生が結びついている、ひとの生そのものを 取材した本だとわ…
群ようこさんの本は時々無性に読みたくなることがあって、 今回も何冊か図書館で借りてきました。 実は今片づけたい衝動に駆られていて、 家の中に不要なものはないかと色々目を光らせています。 引っ越してきてまだ数カ月なので、元の家にも荷物があり、 分…
先日、帽子をめぐる面白かった本を紹介した後、 物について考えていました。 hon-nomushi.hatenablog.com 大切にされた物、どうしても手放せない物、 人それぞれにある物との関係。 思い出したのが今日の本でした。 森瑤子さん。大人の恋愛についての小説を…
わたしの母は片付けが本当にニガテ。 子どもの頃のわたしの家は、いつもごちゃごちゃしていました。 そんな母が唯一といっていいほど、読み返していた家の本がこの1冊。 久しぶりに読みたくなって、図書館で探しました。 著者の大原さんが高齢になってきて不…
図書館が完全閉館する前、ふらりと立ち寄った時に目に入った一冊。その後の閉館を知らずに借りて帰りましたが、こもり生活にあってよかった1冊でした。 この本は、パン屋さんやアクセサリー屋さん、皮製品製作のアーティストなど、自分で仕事をし生きている…
2017年から愛用している携帯ケース。本当に使いやすくて、大好きなカバーです。 ケースを買う前は、忘れ物が多発していた時期。 原因は運転することが増えたこと、電車での移動が時々になったこと。生活が変わった時期でもありました。 車の運転をするときは…
もう袖がぼろぼろのはおりもの。家族が10年ほど着続けているもので、そろそろ限界を迎えています。誕生日プレゼントのリクエストを聞いてみたところ、このはおりに代わるものが欲しいということで、色々探してみました。 思いついたのはHoudini(フディーニ…
めずらしく多忙な10,11月を過ぎてほっとした12月。気が付けばクリスマスも年末もあと少し。片付けもたくさんしていますが、そういえば記事にしていなかったことに気付きました。来週は少しずつアップしていきます。 さてクリスマスと言えば!の映画「ラブ …
以前お気に入りだった亀の子だわしのスポンジ。わたしにとって、色や耐久性などすべてが〇のものでした。 hon-nomushi.hatenablog.com すごくお気に入りで何度も買おうと思っていましたが、一度切らしたときに近くで購入することができず。急ぎでパックスナ…
こてこて。昔よくあったようなデーンと石が主張する指輪。亡くなった祖母が昔々、私へと準備してくれていたものでした。20歳のプレゼントにといただいていたものだそうですが、20代にこのデザインは重すぎて、使うことなくしまったきりのものでした。 片付け…
ずっと前から、収納の雑誌などで目にしていたEmiさん。しっかり書籍を読ませていただいたのは初めてでしたが、とてもわくわくしながら読みました。 今回はっきりしたのは、部屋全体のイメージが好きだと、選んでいるモノにも惹かれるものが多いということ…
母が20代のころ使っていた時計。SEIKOの古いモデルです。デザインが気に入って、自分でも修理して20代後半から使っていましたが、どうも本格的に壊れてしまった模様。しばらく放置していましたが、小さなものほど片付いていないと気になるもの。重い腰を…
どうやってこの本を見つけたのか忘れてしまったのですが、美しい本を見つけました。 確か雑誌の書評か広告だったかな? 美しい本です。写真も文章も、文体すら美しくて、本に穴があくほどじっと眺めてしまいました。著者のキッチンが少し表紙にありますが、…
最近よくキッチン特集の雑誌などで見かけていた、三谷龍二さん。 木で食器などをつくっていらっしゃる方です。いいな、と思う台所には三谷さんの作品があって、手元にはないのですが、いつか実物を手にしたら、きっと手放せなくなる手触りなのだろうなと想像…
素敵な小説に出会いました。 小川糸さんのこの本、読み終わった後においしいものを食べ終わったような すべてが満たされた感覚で、ほっと一息ついています。 小川糸さんの小説が原作の映画「食堂かたつむり」は、おいしそうな食べ物の印象がすごく強かったの…
ものにストーリーがあること 高見恭子『100 collection』 わたしには15歳ほど年上のいとこがいて、彼女は当時本屋さんにつとめていました。 いつも誕生日には本を送ってくれるのですが、この本は彼女から姉に贈られた本でした。 その頃はまだ中学生くらいだ…