美しい日本語を読みました。
李琴峰さんという作家の方をご存知でしょうか?
台湾出身、つまり日本語は第二言語。
なのに、なのに、
なんて美しい日本語を書かれるのだろう。
読んだとき、心が震えました。
というのもわたしも外国語学習者だから。
こんなに外国語で表現できるなんて、
尊敬の気持ちだけが素直に湧き出てきます。
そして書かれているエッセイに記された
物事の観察力のするどいこと!
個人と国家の関係、
自分がタピオカを嫌いというと、
台湾の人は皆タピオカが実は嫌いなのかと質問されてしまうことなど。
外国語で小説を紡ぐということ、
第二の故郷で生きるということ、
全てのことが本当にわたし自身のあこがれることでもあります。
何度も読み返したくなる
素晴らしい作品でした。