hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

最近やめたこと ③ピアス

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このところ、ピアスをするとすごくかゆくなってしまうことが多く、手持ちのアクセサリーが使えなくなってしまいました。そうしているうちに片方の穴がふさがってしまったみたい。時々試みるのですが、長くはつけられずにいました。

 

そこで思い切って手持ちのピアスをイヤリングに変えることにしました。アクセサリーの作家さんにお願いして、金具を変えていただきました。自分でやってみようかと思っても、なかなか腰が重く道具もないので、思い切って頼んでみて本当によかったです。

そのうちの1つはバラバラだった部品をリメイクでつなげていただいて、今あるものを生かして使えるようにしていただきました。

 

イヤリングにしてみての感想ですが、

ーピアスに比べて落としやすい

ー長くつけていると痛くなることもある

ーピアスからイヤリングへと金具変更代がかかることがある

というマイナスポイントはやはりありました。

 

でも体への負担は、ピアスをずっとするよりも少ないようです。耳は大切な場所ですし、痛いと思った時にはすぐにはずすことで、身体を大切にすることにもつながるのではと思いました。あとは痛くないイヤリングを探して見つけられたら、さらに楽になるかもしれません。これからの楽しみです。

 

 

 

 

 

最近やめたこと② 宅配カタログ

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あって当たり前のようにずっと続けてきた宅配のカタログですが、ある時「これは不要なのでは?」と思ったことがありました。

 

我が家は主に近くの八百屋さんと宅配で食材を購入していますが、たいてい買うものは決まっているので、イレギュラーなものはあまり買いません。普段は買わない家で作るお菓子の材料などは、iHerbで注文する程度。

 

でもカタログが届くとどれもおいしそうに見えて、つい買い物が増えてしまうのです。何度か予算オーバーを経験したのち「カタログを見るからほしくなる」という自分のくせに気付きました。宅配のカタログは、食べ物の他にもおもしろそうな品物の一覧がついてきたりして、いちいち魅力的。そして悩むから、時間がかかる…結局情報が多すぎて、処理しきれなくなることがわかりました。

 

思い切って中止の連絡をしてみたら、これがラクチン!

もともとスマホで注文したり、お休みしたりの申請をしていたので、紙を見るときはイレギュラーな食材を買うときだけ。でも「ついついでに!」と余計なものも買ってしまうことが多かったのです。スマホでも特集ページはありますが、自分の意志で見るかどうかが決められるので、圧倒的に注文スピードが上がりました。決まったものを買うから、献立も楽に。

 

やめるとき、実はけっこう葛藤がありました。大事な情報を見逃してしまうのではないか、それは損なのではないかと。でも考えて見たらそこでしか買えない商品(特に物販)はきっとたくさんではないし、チラシを見たから必要になるというわけでもない、と思いつきました。

 

結局「損するかもしれない」という思いから、時間もお金も自分の思うところではないところで無駄に使っていたよう。今はやめてよかったと心から思っています。

 

 

最近やめたこと ①リビングカーテン

カーテン、外されてしまいました。

我が家は高い位置にカーテンレールボックスがあり、そこにIKEAのクリップでカーテンを止めている仕組み。

なぜ子どもはカーテンにくるまったり、引っ張ったりするのが好きなのだろうか…。何度とはなくクリップからはずれ、垂れ下がるカーテンにイライラ。高い位置にあるので、直すためには椅子にのって手をのばさないと届きません。

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ある日のこと、クリップから外れるのが面白かったらしく、全てが取り外されてしまいました。「無残な…」と思っていたのですが、外してみたら「あれ?すっきり!」。思い切ってもう1つの窓のカーテンも外したら、いい雰囲気になっていました。

 

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薄いカーテンの他に、実は寒さ対策のブラインドがしっかり窓枠にあるので、ちょっとした目隠しぐらいの気持ちで付けていたカーテンでした。

でも道路からは奥まっているリビングですし、開けっ放しでもそんなに気にならない外の目線。我が家の場合なくしても大丈夫、のポイントはこの2つがあるからこそ。

 

結局いたずらがきっかけでしたが、「あって当たり前」のものが取り外せたために気分はすっきり。カーテンを洗う手間もなくなったし、取り外されてイライラすることもなくなりました。扇風機を使う時期は布がからまることもなくなり、我が家には最適な状況だったようです。

今日の片付け クローゼットにしまえる布団サイズ(9/13追記)

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無事にお布団がクローゼットに入りました!バンザイ。

我が家の収納に布団が入らない問題、解決しました。

 

中古の一軒家を購入した我が家。いわゆる押し入れだった場所は古くにおいも気になるところ。入居してからリフォームをお願いし、クローゼットのように使えるよう設計図を書いて大工さんに作っていただきました。ところが真ん中の柱のために普通のお布団がしまえないことに後ほど気付いたのです。これはショックでした。入居当時はベッドも使っていたので、布団がメインの寝具になるとは思ってもいませんでしたから…。

 

布団がメインの寝具になったときに気付いたこの問題。長らく頭を悩ませていましたが、家族が「このサイズに入る布団に変えればいいんじゃない?」と言った一言ではっと目が覚めました。確かに!

 

そして今、

ダブルの敷布団+マットレス シングル敷布団+マットレス

を使用していますが、物干しが狭いこともあり一気に布団が干せないのです。この問題もコンパクトにすることで解決できます。

 

入れる場所の幅をはかると90cm。幅〇cm、敷布団で探すといくつか候補が出てきました。求める条件は、

ー幅80cm以下

ー1枚でしっかり眠れる厚さ

ーできれば軽いもの

ーサイズの合った布団カバーが付いていること(敷布団は結構汚れてしまうので)

の4つ。

ようやくどの条件も満たしたものが見つかり、昨日手に入れることができました。

https://item.rakuten.co.jp/eefuton/mk-70200dx/

 

さっそくクローゼットにしまってみると写真のように納まり気持ちもすっきり。1枚で十分な厚さがあるものですが、2階に運ぶときにも幅が狭いため軽くて扱いやすく、とっても気に入りました。

 

寝具は敷布団2枚や、敷布団+マットレスのような使い方が当たり前のようになっていますが、実はかさばるし処分も大変。「寝具だから」の枠をはずしてここもミニマムにトライしてみたら、布団干しという家事が楽に。

 

あとはかけ布団の類もシンプルにミニマムにできたらいいなあ。寝心地とかけ布団のミニマム化は、使ってみた後にまたお知らせします。

 

☆この記事をUPした後、お布団収納に関するブログ記事を見つけました。

 まさに押し入れとクローゼットの違いについてです。ぜひご参考に。

katazukeshuno.com

今日の片付け ハンガーを統一

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ずっと気になっていたハンガー。写真の木製を処分することにしました。

我が家のハンガーはずっと、

子どもの洋服⇒IKEAのカラフルハンガー

大人の洋服⇒IKEAの木製ハンガー+マワハンガー

の2種類でまわしてきました。

 

木製のは基本的にスーツやコートなどに使用していましたが、

洗濯物を干す→そのままクローゼットに収納

の流れができてきたころ、木製ではぬれたものをそのままかけられずにちょっとストレスを感じていました。そのままハンガーで収納する洋服も多くなり数も足りませんでしたが、重い腰がなかなか上げられずにいました。

 

原因はマワハンガーのサイズを決めかねていたこと。いくつもあるサイズと、今使っているものを照合しなければならず、そのステップが煩わしくて放置していました。

そんな時たまたま以前ネットショップで買ったのと同じ商品が欲しくなり、履歴をみてみたらハンガーの購入履歴がちゃんと残っていました。

そこからは早い!

どれが家と同じサイズか、分かれば迷わず注文できます。必要な数は洋服を数えたりして割り出し一気に注文を終わらせました。

スーツ用は白の少ししっかりしたものに。

普通の洋服は細身の今まで使っていたシルバーに。

 

これで苦手な洗濯にまつわるストレスが1つ解消されました。少し多めに買ったので、洗濯後も予備のハンガーが余っていて余裕があります。きっちり洋服の数が決まっているのであれば数も決めてしまうのですが、季節にもよるので今回はめずらしく多めに。でもかさばらないのでストレスがありません。

 

家の定番は決まっていると迷いがなくてラクチン。買い物履歴に助けられた今回。次回も生かせるように、ハンガーのデータは家事手帳にも書き留めておこうと思います。

再び今江祥智さん 今江祥智『大きな魚の食べっぷり』

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ブログを開設して3年がたったお知らせがきました。更新はマイペースですが、本は変わらずたくさん読んでいて、自分の記録のためにも続けていきたいなと思っています。いつも読んでくださる方、ありがとうございます。ブログから本とつながり、楽しい読書タイムにつながっていたら、これほどうれしいことはありません。もう一つのメインテーマ、生活も楽になったりしているといいな、と思います。

 

さてさて、ことあるごとに読んでいる今江さんの本。すべて読みつくしているつもりですが、いくつか取りこぼしがあるよう。それを発見すると宝探しが見つかったみたいな気持ちで、わくわくして読書しています。

 

『大きな魚の食べっぷり』、これはまず表紙がとても衝撃的な絵なのですが、モノトーンで描かれているためにあまりインパクトを感じませんでした。でも最後になってみるとこの絵の描かれている意味がわかるという。まさにストーリーも同じ流れで、読み終わった後の衝撃から、思わず書かれた年代をチェックしてしまいました。1988年にこんな結末を書いていたなんて…。

 

物語は財閥の長である曾祖父と孫2人兄弟の関係が中心に書かれているのですが、主人公の兄弟は小学生に上がったばかり。そこで初めて外の世界や、市井の人たちと関わります。お兄さんと弟は物事の対処が全くちがって、そのあたりを財閥の長である曾祖父は冷静に見極めて、跡取りになる人物を探り当てていきます。人の隠されているような一面を、それも小学生のころから見える面を冷静に探っていく作者の人を見る力を、架空の人物とは言え、怖いような気持ちで追っていきました。

 

最終的には読者にも予想できるような候補者が浮かび上がるのですが、そこで曾祖父の会社全体を揺るがすようなことが起きて…。それがもう、今の時代に起きていることを象徴するかのような出来事で、衝撃を受けました。しかも曾祖父の万能ぶりがつぶさに語られた後のその出来事の在り方が、なんとも絶妙で表紙の絵にマッチしているのです。

どうしても読んだ方に取っておきたい結末なので、歯切れの悪い説明になってしまいますが…。今だから読んでみる価値がある作品になっているのではないかと思います。

 

衝撃を味わったらぜひ一緒に語り合いましょう!この読書を誰かと分かち合いたくてうずうずしています。

夏になると読みたくなる本 高田桂子『透きとおった季節』

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数少ない蔵書の1つ。子どものころに読んで忘れられない1冊となり、大人になってから買い求めた本です。

 

主人公は小学生のアキ。お人形のように美しく、勉強もできて非の打ちどころがない子。お母さんは洋服のデザイナーでとてもお金持ち。完璧すぎるゆえに友達はなかなかできません。でも心の中ではたくさんおしゃべりをしていて、大人の様子もしっかり見ています。期待通りのいい子を演じてしまうことに嫌気がさしているのですが、つい演じてしまう自分にも気づいて、変えたいと思っています。

子どもながらにこの本に惹かれたのは、主人公の周りの大人の姿がしっかり描かれていたから。大人も悩んだり時に泣いたり、失敗したりすることを隠さずに描いてくれていたからこそ、心に残る1冊になったのだと思います。

 

学校に行けなくなった主人公が親戚の家に預けられ、様々な大人と関わるのですが、さすが洋服のデザイナーの母だけあって、着るものの美しさがちゃんと描かれているのです。その中に浴衣の描写があって、とても美しいのです。だからなのか、夏になると必ず読みたくなります。実はお父さんの男性との交流も描かれていて、そのあたりの繊細な感情の動きと暑い夏がうまく調和していて、忘れられない1冊となったのだと思います。

 

暑い季節を楽しむのはなかなか難しいけれど、こうして季節で読みたい1冊があると、その間だけは暑いことも楽しめるのが不思議です。ぜひ夏の間に読んでみてください。