hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

今日の片付け タオルは交換を簡単に

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ようやく最近、新しいタオルに入れ替えました。古いごわごわタオルは使うたびに「買い替え」プレッシャーがあったので、すっきりしてうれしい。

 

数年前、ミニマムな生活に目覚めてからバスタオルはほぼフェイスサイズ。たまたまみつけた日本製オーガニックコットンの紺色と決めて、試しに使っていましたが、使い心地とサイズは問題なし。それでも使い続けるのに迷いがでたのは、買い替えの時に発生する値段が少なくないことでした。

 

まだ子どもが小さい我が家。タオルは汚れて当たり前、乾きが良いものでないと続きません。コットンと同時にシルク下着で愛用しているPeapodのリネンタオルもいくつか併用していて(こちらもフェイスタオルサイズ)、乾きが抜群。旅行には必ず持っていきます。でも水色だから汚れが目立ってきていてメイン使いにはちょっともったいない。遠慮なく子どものどろどろには使えないなあというのが本音。

 

迷い続けていた時たまたまIKEAに行き、程よいサイズと色のタオルを見つけました。値段はびっくりの199円(40×70)! オーガニックではないところはちょっと残念だけれど、これなら今の生活でも、遠慮なく使えます。薄さもほどよい感じで、使ってみての乾きも良いです。買い替えの時も家計に大きな負担はかからないのもうれしいところ。ちなみにメインのタオルを濃い色にするのは、生理の時に汚してしまっても目立たないから。

 

タオル選択を考えて気付いたこと。今の暮らしに合っているものでないと、どんなに良いものでもうまくつかえない。定期的に買い換える消耗品は定番化したいので、もう悩まなくていいのもうれしいところ。

 

古いタオルは災害用として、車に積みました。次の買い替え時には、今のタオルを雑巾にして手放します。ローテーションで古いものをためない工夫をしつつ、日々は快適に過ごしたいです。 

「あな吉手帖」後 変化した愛用手帳

以前、あな吉手帖を愛用していると記事にしましたが、

hon-nomushi.hatenablog.com

現在家メインから外でこなす仕事へと内容が変わり、この手帳だと時間管理が難しくなってきました。家の仕事と赤ちゃんのいる生活だと予定変更はよくあること。その点、あな吉手帖は時間のフレキシブルに最適な手帖でした。でも赤ちゃんから子どもになり、外との時間が多くなってきたら、もっと日付や時間の枠がはっきりある手帳が必要だと思うようになりました。

 

まずためしたのが薄いmidoriのダブルスケジュールダイアリー(写真向かって←左)。

ダブルスケジュール| 2018年 手帳・ダイアリー(スケジュール帳)|ミドリ オンラインストア

薄く、プライベートと家のことを別のマンスリーに分けて書けるもの。サイズは愛用のA5にして、語学学習といつもの予定を一緒に書けるようにしたいと思いました。ただ残念ながら語学のやったことを書くには欄が小さすぎて、残念ながら合いませんでした。もしかしたらお小遣い帖のついたダブルダイアリーだったら、使いやすかったかもしれません…。

そしてもう1つ合わなかったのは、わたしに必要な週単位のダイアリーページが付いていないこと。フリーのノートで補おうと思ったのですが、別のノートだとわかりにくくて、残念ながらこのダブルスケジュールは使い続けられませんでした…。

手帳自体が薄く、細かな横の罫線があっているところなど、大好きなところがたくさんあったので、すごく残念。

 

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続いて試したのがEDiT手帳(写真向かって→右)

始まり月から選ぶ | 2018年3月始まり | 手帳 2018 スケジュール帳 ダイアリー EDiT 週間ノート 2018年3月始まり A5変型 ETH スープル・プリュス | マークス公式通販

 

3月始まりもあり、期間と週間ノートに惹かれて購入を決意。今までの縦型のバーチカルは使いにくいと思っていましたが、この週間バーチカルは下がフリーでおおまかな1日3分割がとっても使いやすい!買う前に見たこちらのページの使い方がすごく参考になりました。

edit-marks.jp

 

他にもイヤープランナーや月々のテーマが書ける場所など、きっちり決まっている項目が自分に合うもので、頭が整理されて本当に助かります。フリーページもたくさんついているのもこの手帳の特徴なので、3月まで好きなように使ってみて足りるかどうか?を今年実験中です。

欲を言えばmidoriのダイアリーのように、

「マンスリーがもう少し大きいといいな」とか

「いつも手帳についている路線図はないといい」だとか、

細かいところのすべてに納得というわけではないのですが、今はきっちりした時間配分が必要なので、この手帳がとても生活に合っています。

手帳が使いにくいなと思った時、それは生活が変わった印なのかもしれません。

生活によって合う手帳が変わる、それを痛感した手帳選びでした。

 

 

 

 

読み返し、続きのある喜び 梨木香歩『西の魔女が死んだ』

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西の魔女が死んだ

なんて衝撃的なタイトルでしょうか。児童書研究の論文を読んでいた時、子どもと死に関する本の中にこのタイトルがありました。タイトルゆえに忘れられなくて、それから手にとった梨木さんの本。最近行った図書館の大人むけコーナーで、再び同じ本に出会いました。装丁が違うと児童書とは全く違う印象の1冊。

 

読んでみると、以前出会った時とは違うところが響きました。例えばおばあさん(=西の魔女)の丁寧な暮らし。まいが悩んでいることへのおばあさんの対応。暮らし方や人との接し方。以前読んだときはわたしもまいのようにお隣のげんじさんは苦手で、どうしておばあさんがおだやかに接することができたのかわかりませんでした。でも今は少しだけわかるような気がして。少しずつ違った視点でまた新たに体験しなおした感じがしました。

 

うれしいのは続きが書かれていること。まいと家族との新しい物語やおばあさん自身が語り手となって物語る新たな章が加えられていました。読み返して新しい章が加えられていると、それだけでなんだか嬉しくて。よく知る大好きな人のその後を聞いた気持ちになりました。読書に続きがあることは、本当に喜びです。

 

最後に印象的だったのは、作者自身の言葉。あとがきには「出版したときは自信がなかったけれど今この作品を読み返すことで、大きな声で語らなくても大切なことを伝えることができることに自信をもっている」というようなことが書かれていました。時間をかけ、作者自身が自分の書く力の成長を感じていらっしゃるのが印象的でした。仕事は違えどもこんな風に自分を成長させていきたい、そんな実例でもあると思いました。

大人の方にはぜひぜひ、こちらの装丁の方をおすすめします!

災害備蓄の思わぬヒント 尾崎友吏子『ミニマリストのもちもの帖』

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図書館で目に入り、さっと借りてきたミニマリストの本。思わぬところで参考になるところがたくさんありました。

 

いつもブログを楽しみにしている尾崎さんの本。ミニマムで合理的な家事がとても素敵で、いつも参考にさせていただいています。家の中の持ち物をこうやって見せていただけるのって、なんだか「かばんの中身拝見」の家バージョンみたい。わくわくします。

 

こうやって一覧を見せていただいて気付いたこと。

決して物の数が極端に少ない(一般の家庭よりはもちろん少ないのですが)のではないのだな、ということ。一覧にするとたくさんお持ちのモノもあるし、キュウクツな感じが全くしませんでした。

そしてもう1つ、気付いたのはモノが長きにわたって大切にされているものだということ。ジノリの食器も20年以上使われていたり、必要な時は同じものが買い足されていたり。マイ定番がしっかりあり、選び抜かれているすがすがしさを感じます。

 

一番今回参考になったのは、災害備蓄のリュックでした。

尾崎さんは家族全員分のリュックサックを準備し、その中に新しい下着やお子さんの上履きも準備されているそう。お子さんのものは一つ上のサイズを準備することによって、災害時にもサイズアウト時にも、どちらにもすぐ対応できるように。慌てて買いに走らなくていいやり方に、目からうろこでした。「いつもの備えと災害の備えをつなげて準備する」とは、なんて賢いやり方!

 

思い返してみると私の場合、洋服や下着はあわててダメになってから買うことが多いです。そうすると予算取りに不安を感じたり、あわてて買ってしまったり。失敗もたくさん。前もって準備しておくことで、災害にもいつもにも備えておけるのはすごく安心できそう。早速取り入れようと思います。

まずは定番の見直しからかな。書き出してチェックしてみようと思います。

頼りになる一冊 (再び)瀬戸口しおり『私の手料理』

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今年は梅の出がすごく早かったみたいで、いつもの八百屋さんで注文が間に合いホッとしているところ。梅雨もあっという間に終わってしまいました。今年の梅干しもしっかりと梅酢があがりました。

 

以前もご紹介した本ですが、

hon-nomushi.hatenablog.com

味噌作りのときと梅仕事の時は、この本をとても頼りにしています。ネットでもほかの本でも、いくらでも作り方は載っているのですが「この本を見れば安心」という感覚はやはり本だからのように思います。いつでも手に取れるから安心なのと、初めての手作りから寄り添ってくれているから、わたしの保存食作りにはなくてはならない1冊です。工程も1つずつ写真で丁寧に追われているから、迷った時は必ずこれで確認します。

 

瀬戸口さんの梅干しは重しのないタイプ。完熟させた梅を使います。手作りだからすべてを本の通りにする必要はないですし、毎年なにかと作り方は変えています。でも基本は瀬戸口さんのレシピと決めておくと、いつでもそこに戻れる安心感があります。今年もお世話になりました。

 

流行は追わないから 『ありのままが美しいパリマダムグレイヘアスタイル』

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この何年も、インテリア関連以外の雑誌を購入することがありません。

全く読まないわけではないですし「これいいな!」と思うこともたくさんあります。なのにファッション雑誌を買わなくなったのはなぜだろう?たぶん自分の着たい物と方向性が違うからだと思います。

 

化粧品も一般のいわゆるカウンターでは購入しなくなってしばらくたつので、美容情報は熱心に仕入れない(敏感ですぐかゆくなってしまうため)。

コーディネートなども素敵だと思うけれど、知りたいのは「今の旬だけファッション」ではなく(雑誌だけでコーデする方はどうやってお金との折り合いをつけているんだろう?)、自分に似合う形や色の方に興味がある。

そう考えると、雑誌を買って眺めるのはほんの数ページだけであることがわかって、どんどん買わなくなっていきました。でも何か参考になるものがないと、決して生まれつきおしゃれではないわたしは、みずぼらしくなっていきそう…。そんな時に頼りになるのはやっぱり本でした。

 

あるとき本屋さんで見かけた美しい表紙の女性。中身をみて「これだ!」と思いました。わたしが知りたかったのは今の流行ではなくその人なりのスタイルを確立している生身の人。テーマは「グレイヘア」ですが、見ているだけで洋服とのコーディネート、生き方などいろいろな視点からその方のことを知ることができます。洋服を着ることがその人の個性をすべて表していて、それが本当に素敵なのです。

 

そして誰一人として同じスタイルの人がいない。自分の心地よさ、似合うを追求しているがゆえの素敵さでした。目指したいのはこの美しさだと思いました。やっぱりしばらく一般的な雑誌とは離れて、本で素敵な人を探そうと思った時間でした。

やっとみつけたキッチンスポンジ

以前お気に入りだった亀の子だわしのスポンジ。わたしにとって、色や耐久性などすべてが〇のものでした。

hon-nomushi.hatenablog.com

 

すごくお気に入りで何度も買おうと思っていましたが、一度切らしたときに近くで購入することができず。急ぎでパックスナチュロンのスポンジを使ってみたらこれが思いのほかヒットでした。値段は1つ150円くらい。いつ交換すればよいのかわからないほどへたらず安く、本当に優秀です。

 

ただ一つだけ気になったこと。色がピンクや緑だったのです。素材が優秀でもこの色はキッチンで悪目立ちするので、あんまり好きではありませんでした。

ですが先日ついに、白いパックスナチュロンスポンジを発見!

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ああ、これでもうスポンジ難民にならずにすみます。実は家族にとって色より何より、このパックススポンジが機能的に一番のお気に入りだったそうです。色が白になった今、家族全員満足。

 

ずっとこれを使うので、ぜひ作り続けてほしいなあと切実に願っています。めずらしく買いだめ(普段は全くしません)しておこうと思うくらいお気に入り。

迷わなくてよい買い物は、とっても幸せです。