hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

今日の片づけ 片づけ1秒のおひなさま

もう4月ですが、今年新入りしたわが家のおひなさま。高さ2.5cm 横3cm。しまうときは下の台座にすっぽりはまる、ちいさなちいさなおひなさまです。

 

今年、知人宅にある小さなおひなさまの写真をみせていただき、あまりのかわいらしさに感動。ネットで探すと阪急百貨店で販売していることがわかり、大阪に出張中の家族がお土産として持ち帰ってきてくれました。

小っちゃなかわいい雛飾り | 阪急阪神百貨店・ライフスタイルニュース

 

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小さくて軽くてしまうの1秒。すべてがお気に入り。我が家は男の子ですし、お雛様を飾るのは子どものためというより、季節や伝統を感じるため。しまう場所もミニマムで済むし、片づけも楽、飾るのもすぐだから楽しい。

 

伝統的なお雛様の良さもわかるのですが、季節のものにあまり収納スペースをとりたくないわたしには、ノンストレスな大きさが大切。一年に一度のものは、出したり、しまったりの工程に慣れることがないですし、「時期が決まっている」というプレッシャーも加わるので、やることが複雑だと慌ててしまうのです…。ちいさいものがもともと好きなのもあり、我が家ではこの大きさがベスト。

 

大きなお雛様をお持ちの方には、こちらにいろいろな収納方法がのっていました。自分に合った気持ちの良い、季節の飾りとのお付き合いができるといいですね。

 

katazukeshuno.com

 

 

クリームティーへのあこがれ その2 小嶋いず美『至福のクリームティーの旅』

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前回の『スナックちどり』であこがれがつのり、クリームティーに即座に反応するようになったころ、こんな本を見つけました!うれしい。

作者がクロテッドクリームやティールームを体験しながら、イギリス南西部を旅するエッセイ。何とも至福の体験をさせていただきました。旅をしたことがないところは、写真がたくさん見られるだけでなんだか幸せです。

 

その中でも紹介されていたRodda'sのクロテッドクリーム、偶然にも国立にある大好きな葉々屋さんに入荷していると知り、スコーンと紅茶と共に購入してきました。国立は我が家から近いところではないのですが、幸運にも年に1度近くに仕事で伺う機会があり、そのときは必ずお店に立ち寄ります。

葉々屋-ようようや-

お店のレシピでチャイを入れると、本当に幸せ。自分がチャイを入れる天才ではないか(!)と、錯覚するくらいおいしいのです(もちろん、お店のレシピがすばらしいので誰でもおいしく入れられます)。ここの紅茶を入れるときは、気合を入れてしっかり分量もはかって、丁寧にお茶を入れます。いつもなら慌ただしいお茶を作る時間も、至福の味わいが待っていると思うと、焦らず丁寧にこなすことができます。

 

さて、肝心のクロテッドクリーム。思ったよりこってり感は少なく、スコーンのぽさっとした口当たりにまろやかさが加わって美味。本物の味がすぐ味わえて、好奇心も満足。本も、紅茶も、スコーンも!本のおかげで世界が広がり、幸せです。また買いに行こう!

 

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クリームティーへのあこがれ よしもとばなな『スナックちどり』

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以前この本を読んだとき、イギリスのペンザンスという土地が舞台なのですが、場所の描かれ方がとにかく印象に深く残った作品でした。これぞ旅の小説の醍醐味だとも思うのですが、今回読み返してみると、主人公の様子はすっかり忘れていました。とにかく場所の描写が強く記憶に残っていたようです。

 

そんな中でもとりわけ気になったクリームティーという習慣。主人公たちがさびれた街を観光しながら、「クリームティ―をしにいく」という表現に心を揺さぶられました。同時に好奇心がむくむく。イギリスでは、スコーンにクロテッドクリームというこってりしたクリームとジャムを塗って、お茶と一緒にいただくメニューがあるそう。アフタヌーンティーよりは軽いそうですが、スコーンも紅茶も大好き。なんとも心ひかれます。

 

そうして本題からは脱線した記憶が残っていたこの作品ですが、読み返した今回は、離婚直後の主人公の様子や、もう一人の主人公ちどりが祖父母と営んでいた清潔なスナックの様子など、再び違うポイントで楽しみました。

 

まだいつかわからないけれど、イギリスに行こう、クリームティしに行こう。そしてペンザンスの雰囲気にも触れてみたい。その時は必ずこの本を持っていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書く効能 藍玉『まずは、書いてみる』

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3月中旬からの長き不調を過ぎて、ようやく復活!何だったのだろうと思うほど家族でとにかく不調の嵐。今月からは通常運転に戻れそうです。いつもブログに訪問いただき、ありがとうございます。

 

さてさて本題。

「書くこと+願望達成」というカテゴリを作っているくらいなので、書くことと願望達成とは深いつながりがあるといつも思っています。そんな時にタイトルで惹かれたこの本を読みました。

 

冒頭に「書くことで悩んでいることがなにか、はっきりわかる」という内容があり、本当にその通りだと深くうなずきました。結局「書き出して思いを整理」しないと、ずっと悩みが頭にある状態になってしまうのは何度も経験済み。

「何が怖いの?何が嫌なの?どうしたい?」

そんな風な問いかけを、紙の上で自分でできたら、悩みの8割は解決してしまいそうです。

 

そのほかはどう手帳を使うか、にもたくさん焦点が当てられているのですが、それぞれ参考になることばかりで、メモをたくさん取りました。

特に「自分時間の確保には、マーカーペンで時間を囲ってしまう」というやり方に目からウロコ。即座にマーカーを買いに行きました。

もう一つ、マンスリーページを家計簿として使うというやり方もすぐに取り入れました。わたしは生理前など時期によって、突然買い物欲が強くなることがあるので、マンスリーで家計簿を見返すのがすごく良いアイデアだと思いました。

 

4月から新しい手帳の方もいらっしゃるかな。手帳の使い方の参考にも、おすすめしたい一冊です。

 

まずは自分で不調ケア 梅崎和子『おばあちゃんの手当て食』

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久しぶりに熱を出し、寝込んでいました。

春分の日の前に、熱が出せて素晴らしい!と思っていたのもつかの間、

わりとしつこい風邪に少しへきえきしています。

 

何か不快な症状が出ると、まずはこの本を見ます。

人間の身体は食べたものでできているので、まずは食べ物で養生。

とはいっても難しいことはなく、おなかをこわしたら梅エキスを取り、ほぼ絶食。

熱が出たら大根湯(大根おろしにしょうゆを少し落とし、暑い番茶を注いで飲む)を作り、ふとんをかぶって寝る。

要は家にあるものでやさしく手当てをする方法がたくさん紹介されています。

 

きっかけは、胃腸の不調から。それまで不通に胃が痛ければ胃薬を飲む生活をしていたのですが、ハーブのことを調べ始めたとき、カモミールティーが胃腸に効くとありました。早速胃の不調を起こしたときに、飲んでごろごろしたら(ここが重要)、まあ!一晩たつと不調がなくなっていました。以来旅にはカモミールティーを欠かさず持って出かけています。

 

そういえばピーターラビットもおなかが痛いとき、カモミールティーを飲んでいたっけ、と思い出したりして。ハーブの力をいろいろ知るうちに、梅干しの殺菌作用や身近にある食べ物のパワーにも気づき、今はこの本のお手当方法で不調をケアしています。

 

たくさん身体のことを学んでいた時に出会ったので、この本だけでケアというより、総合的にからだを見るチカラが身についたのだと思います。昔おばあちゃんやおかあさん、家族がしてくれたケアは、実は理にかなっていたんだなとあなどれないことをこの本は教えてくれます。

 

普段は不摂生、寝ないことを繰り返していながら、手当だけは自然にという方にはあまり効き目はないと思うけれど、それでもちょっと不調がつらいときに、できることが何かあるのは、自分にも家族にもすごく心強いことだと思います。家族に一冊、ぜひぜひ!の本です。

雨の日はミステリー カーリン・イェルハドセン『パパ、ママ、あたし』

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我が家のあたり、今日は雨の火曜日。冬に戻ったような気候の時は、北欧発のミステリーが似合います。

 

ミレニアムにはまって以来、

hon-nomushi.hatenablog.com

北欧の作家が書くミステリーを見ると、手に取らずにいられません。この本も、迷わずに図書館で手に取っていました。

 

表紙の平和に眠る子どもと対照的に、中身は本格的なミステリー。殺人事件やあらゆる伏線が複雑に絡み合って、ハラハラしながら読み進めました。特に、表紙の女の子はまだ幼いのに一人家に取り残された模様。ところどころ本線と絡み合う出来事に、翻弄されながら一気に読みました。

 

ミステリー小説は一度読んだらなかなかやめられないのが困ったところ。しっかり世界にはまるには、雨の静かな一日が最適。お天気で合う本を選ぶことができるのは、贅沢な楽しみです。ミステリーなので緊張感もあり、至福のピリッとした読書タイムでした。

 

 

大好きなもので快適に ステンレスピンチハンガー

れいだなあ。

ただの物干しですが、毎日使うのがうれしくなる大好きな物干し。大木製作所のステンレスピンチハンガーMです。

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これに出会うまでは普通のプラスチック製ハンガーを使用していましたが、劣化するとすぐにピンチが取れて、使えなくなるのが嫌でした。プラスチックは色も美しくないものばかりだし、微妙に残ったピンチのところだけまだ使えるかと残してみたり‥。

 

そんな中途半端さと、使っては捨てるサイクルにサヨナラをしたくて、長く使えるものをと探したところ、大木製作所の製品に出会いました。ピンチのところが外れにくく、ほぼ絡まず、毎日それだけでも洗濯を干す気持ちが楽になります。毎日の自分が心地良くいられることで、気持ちも変化していきました。家事の中で一番苦手な洗濯が、このハンガーで楽になりました。

 

ちいさな心地よさを積み上げる生活は、必ず望む自分に近づく一歩になっていく。納得して選んだものを使うことは、毎日心地よさを選択できた自分への信頼へとつながっていくからです。