金曜日などほっとひといきつくときは、暮らしの本がかたわらにあるとうれしい。
家にまつわることを学ぶことは、実はそんなにないもの。特に親のやり方はそれなりに見ていたと思うのですが、見ていただけであんまり覚えていないことにびっくりします。
その点、本だと様々な家事のやり方を知ることができるし、今すぐ自分の生活に生かせるので、わくわくしながら知ることができるのが楽しい。当事者目線になるからでしょうか。
本から参考になることは本当に小さなことだったりするのですが、それが日々の生活にとっても役に立つのです。
例えばこの本から私が「やってみよう!」と思ったことは、
「粉ものは袋から出して瓶に入れてしまう」
「靴は買い足さない、買いなおす」だとか、本当に ささいなことなんです。
でもささいだけれど、使いにくいな、方法がわからないなと思っていたことが思いがけず解決するのはとっても心地よい。
「粉ものは袋のままだから使いにくかったんだ!」
「靴がもういっぱいなのに増やそうとするから困るんだ、買い替えにしよう!」
など。
小さなひっかかりが解決して、日々の生活がスムーズにまわりだすのを体験すると、生活の面白さに気付いてますます楽しくなります。だから暮らしの本が大好き。私にとって、暮らしの本は小説と同じくらい大切なジャンルの本なのです。