本屋さんで見て、「あ、これは!」と思ったインテリアの本です。
最近ミニマムなインテリアにとても惹かれているので、モノが多い部屋を見るとなんだか疲れてしまうのです。だからといってものすごくモノが少なすぎると、それはそれで面白くない。
そんな時、バランスが取れているキーワードが「シンプル」「すっきり」だと気づきました。モノが多くても視覚的にうるさくないお部屋だったり、シンプルだけどナチュラルなだけではない、面白い個性のあるお部屋。そんな実例がたくさん載っていて、ときめきながらページをめくりました。
中でもお気に入りは、グレーが基調の広瀬裕子さんのお宅。
グレー色味によってシルバーに近い光沢のあるものだったり、暗い雨の降る前の空のような色だったり、幅が本当に広い色だと思うのです。そんなグレーのグラデーションが、余すことなく生かされていて、本当に美しい部屋でした。
「グレー=あいまい」な色というイメージ。好きだけれど「好き!」と何となく何かに遠慮して言葉にできなかったけれど、インテリアでここまで美しく表現されているのを見たら、「やっぱりグレーが好きだ!」と再確認しました。
色々なお部屋を見ることで自分の好きなテイストを知る、というのは、
色々な方の着こなしを見て自分の好きなテイストを知る、のと同じプロセス。
やっぱり実際のお部屋を見ると、自分の目指す方向がわかり、気持ちがすっきりします。それこそが、こういったインテリア本を見る楽しみ。