いつか、いつかと先のばしになっている「もしも」への我が家の備え。
ちょうど1週間前に3月11日でした。
あの時東北で何が起きていたのか。何に困ってどうしていたら良かったのか。
この本に出会って「初めて本気で震災に備えなければ」と思いました。
いえ、今までもいつもどこかにひっかかっていたのですが、必要なものがはっきりわからないことで後回しにしていたのです。
「例えば今日、あの日のように震災が起こったら?」
そう考えてみたところ、「水と食べ物のストックがないこと」が一番に困ることとして思い浮かびました。我が家には大人並みに食べる4歳の子どもがおり、子どもは災害だからといって食べ物を我慢することはできません。小さい子のいる家庭では、水と食料確保はまず第1に必要のよう。
その次は、情報。
テレビが見られずスマホの充電もままならなくなったとき、情報を得られずに不安だった方がたくさんいらしたことに驚きました。
そして本を読んで驚いたのは、地震の被害があまりに大きすぎたために、ライフラインがすぐに復旧しないということが想像外であったということです。
地震の後、子どもを引き取りにいった保育園で「来週くらいからは園に通えると思うのですが」という会話がなされていたこと。あまりに甚大すぎて、いつもの普段がすぐに戻ってくると多くの方が思っていたことを知りました。
それに必死で水を確保するために雪をためていたら、変な人のように見られたという報告も。その後水は本当に貴重品になり、雪を溶かした水が本当に大切になったということも書いてありました。
ラジオ、手回しのものを普段から使えるようにすることが大切のようです。
我が家が今もしものときに、必要なもの。
1 食べ物の確保
2 水の確保 仮設トイレの準備
3 情報を得るための手回しラジオ LED付充電器
今まで漠然としていた備えるものと必要なものは、本の状況に自分を重ねたとき、どんな備えが必要かと考えることでようやく具体的にわかりました。
あの場所で何が起こっていたのか、本を通じて知ることができて本当によかった。お子さんがいる方にぜひ読んでみることをおすすめします。