hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

子育て中

子育て中の読書 理想と現実

8月30日。長かった夏休みが終わります。 今年の夏休み、わたしたちの住む地域ではほぼ1か月の夏休みがありました。そして、わが家では初めての長い親子一緒の夏休みでした。 わが家では子どもが去年まで保育園に通っていたので、長い休みは通常通り保育…

1年生の読書 富安陽子作『妖怪一家九十九さん』

わが家は1年生になり、初めての夏休みを迎えています。4月に引っ越しをしてから学童には通っておらず、保育園は毎日あったので、1年生になって初めて毎日一緒に過ごしています。 きっとあとでこの夏休みを思い出したら、この本を思い出すだろうなと思うのが…

6歳、ゾロリの合間に読むお話 角野栄子さく 西川おさむえ『ハナさんのおきゃくさま』

子どもが小学1年生になり、毎週水曜日に近くの図書館へ行きます。引っ越したこともあって、歩いて、または自転車で行ける距離なのがうれしい。 しばらく休館されていたあと、再び図書館に通えるようになって、生き返った気分です。わたしの人生に図書館は欠…

子どもと出会うあたらしい本 太田大八2冊

子どもの通う保育園にある本棚には、本当に古くてぼろぼろの本がまぎれています。 もともとソフトカバーで紙が弱いせいもあると思いますが、どれだけ長いことここにあるんだろう、と思うような作品も。でも古いから汚れているからといって、内容も古いわけで…

幼稚園の本の思い出 こどものとも

子どもが通う保育園に素敵なお便りが入っていました。子どもの本を定期的に届けてくれる申込書だそうです。それを見て、思い出したことがありました。 幼稚園に通っていた頃、ある日同じような本のカタログをいただき、家に持ち帰りました。その頃は自分で本…

思いがけないごほうび時間に 山本ふみこ『台所から子どもたちへ』

月曜日の夕方、18時頃。思いがけぬ静けさが訪れました。 保育園でお昼寝をしなかった子どもが、自転車で寝落ちしてしまいしばらく起きなかったのです。こういう時、 すぐ起きる→ごはん? or 寝落ち→そのままごはんなし布団? となるかは悩ましい時間です。 こ…

最近やめたこと ①リビングカーテン

カーテン、外されてしまいました。 我が家は高い位置にカーテンレールボックスがあり、そこにIKEAのクリップでカーテンを止めている仕組み。 なぜ子どもはカーテンにくるまったり、引っ張ったりするのが好きなのだろうか…。何度とはなくクリップからはずれ、…

災害備蓄の思わぬヒント 尾崎友吏子『ミニマリストのもちもの帖』

図書館で目に入り、さっと借りてきたミニマリストの本。思わぬところで参考になるところがたくさんありました。 いつもブログを楽しみにしている尾崎さんの本。ミニマムで合理的な家事がとても素敵で、いつも参考にさせていただいています。家の中の持ち物を…

今の自分に合わせて備える「もしも」 つながる.com『子連れ防災手帖』

いつか、いつかと先のばしになっている「もしも」への我が家の備え。 ちょうど1週間前に3月11日でした。 あの時東北で何が起きていたのか。何に困ってどうしていたら良かったのか。 この本に出会って「初めて本気で震災に備えなければ」と思いました。 いえ…

食べてくれるお味噌汁with重ね煮 梅崎和子『旬を丸ごと生かす食卓』

先日、保育園の仲間たちで集まる機会がありました。たわいもない会話をしながら楽しく作業をしていると、子どもから「お家のお味噌汁はおいしくないから食べない。」と言われ,悩んでいるお母さんがいらっしゃいました。 我が家の子どもの通う保育園はほぼ野…

ちょっと怖い子育て 辻村深月『クローバーナイト』

いやいや、恐ろしい小説でした。とはいってもテーマは保活なのですが…。 保活なのに恐ろしいとは異常ですが、その異常さがよくわかる小説でした。 保育園に入るために偽装離婚を企てたり、保育園に入ったら入ったで超高級誕生会をしなければならなかったり、…

番外編ー映画「いただきます」

少しご無沙汰していました。体調等色々あり、休養中でした。 今は、元気に復活しつつあります。 昨日はアップリンク(渋谷)まで、素敵な映画を見に行ってきました。 itadakimasu-miso.jp 舞台となっている高取保育園では、玄米、みそ汁の食事が基本。たくさ…

楽になるためにやめたこと おーなり由子『だんだんおかあさんになっていく』

今日は子育て中におすすめの本と、我が家の子育てで、やめてみたら自分がとても楽になったことをお伝えします。 現在我が家には今年4才になる子が1人います。幼稚園年少に入る1年前から保育園に通っています。今は保育園2年目。子どもはたいてい朝5時に起き…

まずは自分で不調ケア 梅崎和子『おばあちゃんの手当て食』

久しぶりに熱を出し、寝込んでいました。 春分の日の前に、熱が出せて素晴らしい!と思っていたのもつかの間、 わりとしつこい風邪に少しへきえきしています。 何か不快な症状が出ると、まずはこの本を見ます。 人間の身体は食べたものでできているので、ま…

あこがれのおかあさん仕事 ひぐまあさこ『もっと楽しく、少しだけていねいなお母さん仕事』

「家事は自然とできるようになるもの。」そんな風に思っていたわたしは、新米主婦のころ、家事時間の長さにくらくらしました。いったい、いつになったら終わるんだろ?片付けって…掃除はきりがない?明日のごはんのことを考えて眠れなかったり…。 今もその疑…

ちょっとちがう?かぞくの話 菊地澄子『わたしのかあさん』 

更新に時間がかかってしまいましたが、変わらずせっせと読書しております。 今日は児童書コーナーで見つけた一冊をご紹介します。 小学生高学年になった主人公は、今日の授業参観での母の態度が恥ずかしくて、落ち込みながら家に帰ります。母は実は養護学校…

やさしい毎日の魔法 紺野キタ『つづきはまた明日』

先週は家族が一週間病気で、ようやく今日1人の時間が持てました。 ほっとした今、とても大切な1冊をご紹介します。 だいぶ前に偶然図書館でみつけたマンガ、『つづきはまた明日』。 このところ、毎日ほど大切なものはないのではと思うことがたくさんありま…

かぞくのチカラ 上大岡トメ『これでもかーちゃんやってます』

いつもお世話になっているトメさんの本。 hon-nomushi.hatenablog.com とてもわかりやすくて、大好きです。 今回は子育て中に読んでよかったの一冊をご紹介します。 先日子育て中の友人と話していて、「野菜が少なかったら子どもがかぜをひいた」という話に…

すべての女性、そして特に女の子の母へ 田上玲子『布ナプキンのすべてがわかる本』

じめじめ、うつうつ、梅雨がやってきました。 こんなとき、女性で月経がやってきたらさらに気持ちはユウウツ。 そんな方はぜひ、布ナプキンを!うつうつ月経が少し楽になると思います。 わたしが布ナプキンとであったのは9年前。 もともと普通に薬局で買う紙…

新しい一歩、そして愛するすべての登場人物ー梨木香歩『雪と珊瑚と』

4月になり、我が家の周りでは桜が美しいです。 まだ肌寒い3月中、偶然図書館で出会った梨木さんのこの作品。 新しい生活の始まる今、ぴったりの作品でした。 梨木さんの本は依然もここで紹介しましたが、どうしてここまで登場人物の気持ちをわかり、言葉にで…

ただ笑い、なんでもないことなのだと理解するー西原理恵子+母さんズ『ああ息子』

最近家族もこのブログに影響されたのか、本を今まで以上に読むように。 そんなとき、男の子を育てている友人にお勧めを聞いたら教えてくれたのがこの本だったそうです。 いやいや、笑いました!カフェでこらえきれずとにかく笑いました。 男の子ってなぜこん…

小さいときのたからものー俵万智『ちいさな言葉』

本も人も、ギャップのある人にとても惹かれます。 まじめそうな外観なのに、情熱的な恋愛が描かれていたり、 そっけない装丁なのに、実はすごく心を揺さぶられる作品だったり。 本の外側と中の作品のギャップがあるほど、とても惹かれます。 これもそんな作…