「家事は自然とできるようになるもの。」そんな風に思っていたわたしは、新米主婦のころ、家事時間の長さにくらくらしました。いったい、いつになったら終わるんだろ?片付けって…掃除はきりがない?明日のごはんのことを考えて眠れなかったり…。
今もその疑問はぐるぐるしているときがありますが、
や、さまざまな家にまつわる本を読んで、少しずつ家事に楽しさを見いだせている気がします。
ひぐまあさこさんのことは、こちらの連載で知りました。
ひぐまあさこさんに聞く三人の子育てと片付け、キレイを保つコツ - 北欧、暮らしの道具店
さっそく著書も読んでみたい!と思い、手に取ると幸せな家事がそこには書かれていました。
ひぐまさんが毎日なさっていること、大切にされている毎日の家事。それらが家族を支えていること、支えてきたこと、その価値をひぐまさんはちゃんとわかっていらっしゃるんだなーと思いました。
自分のやっていることがお金という価値では見えにくいものであったとしても、ひぐまさんは自分の手で確かに生み出される料理や、家を整えることを大切にいつくしんで暮らしていらっしゃいます。それは理想の、あこがれのお母さん仕事の様子でした。
時に面倒なこともあるだろうし、体調から無理な時もある。面倒になりやすい毎日のこと。だからこそ家族や自分が喜んでそれらをできたとき、毎日のルーティーンはただの家事ではなく、日々が楽しくなる魔法のようなチカラを持つのだなと思いました。
日々のことこそ大切に。何気ない瞬間が宝物。そう思える余裕を作るためにも、無理のない家事を組み立てていこう、と思った読後でした。