長崎にきてはじめて知った、かんころというお菓子。
おもちとほしいもを混ぜた筒形のお菓子で、
ほんのり甘くもちもちしていて、とてもおいしいんです。
知人が森でおこした火であぶってくれたおいしさが
忘れられません。
そして今月の「たくさんのふしぎ」は、なんとそのかんころが主人公に
なっているではないですか。
もちろん、いそいそと読みました。
かんころは五島で生まれたお菓子。
食料があまりなかったころ、干した芋をもち米に混ぜてかさまし
したのが由来だそう。
五島のつよい風によって、おいもを乾かし混ぜ込むそうです。
ただ今では作る人も少なくなり、
原料の干しいもも少なくなっているそうで、
だんだんと量が減っているそうです。
この本ではそのあたりの事情もしっかりと描かれていて、
かんころの歴史から現状まで知ることができました。
島にある美しい教会マップもついていました。
いつか五島に行って、大好きなかんころの作り方を
教わりたいです。