
気が付いたら前回の投稿からずいぶんと時間が空いてしまいました。
本を読んでいなかったのではなく、
勉強のために英語の本をたくさん読むことにしたら、
日本語の5倍くらい時間がかかってしまって、
そうこうしているうちにブログに手が回らなくなってしまいました。
さて、久しぶりに日本語の本を読みました。
内田洋子さん。
イタリアのことを知りたければ、彼女の本が一番。
イタリアに国に暮らす人の、その心まで映し出すようなエッセイ。
大好きで何度も読んでいますが、久しぶりにどっぷりと
彼女の本だけを読みたくなりました。
イタリアには行ったことがないのですが、
近所に仲良くしているイタリアンレストランがあり、
そこのシェフもイタリアに修業に行かれていた方で、
色々な話を聞きながら、あこがれをつのらせています。
考えて見たら小学生の頃光野桃さんのエッセイを手に取って、
いつかイタリアの美しい洋服を見たいと思っていたのに。
その夢は、まだ叶ってはいません。
だからこそ、イタリアをもっと知りたくて、
テレビには出てこない市井の人の暮らしが知りたくて、
内田洋子さんの本を読んでいます。
デザインや美しいものがたくさんある街の中で、
人はどんな風に暮らしているのか。
どんな価値観を持って生きているのか。
もちろん本の中の方もたった一部分にすぎないわけですが、
断片でも知りたいと思うなら、
内田洋子さんの本が一番だとわたしは思います。
旅がままならないときは、本で旅をする。
本にはそんな力があると、心から思うのです。