hon-nomushi’s blog

人生の友になる本、片付け記録や毎日のつれづれ

大人になって楽しむファンタジー ジョーン・エイキン『バタシー城の悪者たち』

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すっかりご無沙汰をしてしまいました。

この一か月のばたばたといったら…とは言っても、お正月にのんびりしすぎただけなのですが。いつもと変わらずたくさんの本を読んでいる一年になりそうです。どうぞ今年もよろしくお願いします。様々な本や生活の色々を皆さんとシェアできることが楽しみです。

 

年明け一発目はイギリスの児童文学作品で、夜中まで読みふけってしまった本をご紹介します。ジョーン・エイキンの作品で、舞台はイギリス。「ダイドーの冒険シリーズ」として出版されています。

 

子どものころ、図書館に毎日通っていたので、大抵の児童文学には手を出していたはず。ですが今、もう一度児童文学のコーナーをめぐると、その頃は手に取らなかったり読む気にならなかったり、はたまた興味の対象にならなかったような作品と出会って面白さに目覚めることがあります。

 

ダイドーのこのシリーズはなぜ見逃していたのか、今まで出会わなかったことが惜しいくらい夢中になった物語です。シリーズの詳細はこちら。

www.fuzambo.net

 

一冊目の『ウィロビー・チェースのオオカミ』ではあるお屋敷が舞台となり、事故によって両親を亡くした子どもがいじわるな家庭教師に家を乗っ取られそうになるというお話。子どもたちの機転に驚いたりはらはらしたり。でも最後はすっきり解決するので、読後感が本当に気持ち良いのです。とりこになって現在2冊目、それが写真の『バタシー城の悪者たち』。シリーズではそれぞれ主人公となる人物が変わるのですが、1冊目から物語がつながっているので、それぞれ読んでも最初から読んでもどちらも楽しめます。わたしは最後まで順番に、じっくり読んでしまうと思います。

 

1つ注意は、各物語に巻号が書いていないこと。最初から順番に読みたいわたしのような読者の方は、先ほどの出版社のリンクを参照すると良いですよ。

 

 

 

アップグレードする家計簿 婦人之友社の家計簿色々

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年末になるとたくさんの家計簿が並ぶ本屋さん。

わたしは、去年買って良かったとてもシンプルな『こづかい帳』からアップグレードし、2020年は『わたしの経済ノート』に挑戦することにしました。

 

わたしは家計簿に記録することは得意なのですが、細かく分けたあとの把握が苦手。

大きなお金の流れがなかなか把握できなかったため、この『こづかい帳』を頼りに、

 予算をくみながら入出金を知る

 年単位で入出金を把握する

ということをやってみました。

それぞれ予算のページや、決算表があるため、お試しのような形でトライ。

そうしたら予算の立て方にだいぶ慣れることができました。

 

今年良かったのは、年単位での入出金をメモする習慣がついたこと。

空欄に一か月ごとの銀行口座残高をメモするようになって、ばらばらの収入を一元管理することの大切さを学びました。そこで来年は、もう少し銀行口座の詳細がわかるように、右側の『わたしの経済ノート』にアップグレード。少しずつ、少しずつ家計簿に助けてもらいながら、お金の管理を学んでいます。

 

これまで市販の家計簿もたくさん使ってきましたが、大きなお金の流れと予算を知るという部分では、婦人之友社の家計簿がとても役に立っています。

 

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家は引き続き『予算生活の家計簿2020』。

こちらは決算に戸惑い、予算配分に戸惑いながらも、少しずつ進めています。

今年完全に使い方を把握できたとは思えなかったのですが、もう少し全体を見渡すために続けてみるつもりです。

 

そして新たに加えたのが、『小学生のためのこづかいちょう』。

こちらは小学生になる我が家の子ども用。

日本ではお金の話があまり好まれないので、大人になってからもお金の勉強をしたことがない人がたくさん。それでは生活をすることができません。わたしも全く知らずに大学生になり、お金のことで知らないことがとても多かったです。お金の勉強も幼いうちから家できちんと話し、勉強したほうが良いと自分自身の経験から感じています。おこづかいを渡す際には、この本と一緒に勉強していこうと思っています。

 

 

 

時間が交差する物語 富安陽子『ふたつの月の物語』

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わたしが本を選ぶとき、児童文学作品と大人向けの作品という区別をすることはほとんどありません。図書館では子ども向けコーナーでも必ずうろうろ。図書館全体を歩いて目に止まる本を探します。

たまたま子どもコーナーを歩いていて、見つけたのがこの作品。あっという間に世界へと引き込まれて、一気に読んでしまいました。

 

主人公は二人とも「月」を名前に含み、全く違う場所で、全く違う環境で暮らしてきました。それがひょんなことから森の中のお屋敷に住むお金持ちの女性に引き取られ、2人は出会います。そこから屋敷のある場所と、2人の運命が絡まり合って物語が展開していくのですが、そこには時間も大切な要素としてかかわってきます。

 

時間が中で交差する物語には、子どものころから惹かれ続けてきました。なぜか「時」という単語を見ると、読まずにはいられませんでした。それはわたしがずっと「時」という実態のないものでありながら、人の生活に深くかかわっているものに興味を持ち続けているからだと思います。

 

この物語の中でも、過去や現在が複雑に絡み合っていくのですが、2人の運命もまたその時間によって、変化していきます。いくつもの運命が異なる時間を舞台にしながら、絡み合う様子を物語として楽しむことができます。読み終わった後はほっと一息ついてしまうほど、世界にのめりこみました。

 

普段は児童文学を読まない方にもおすすめしたい1冊です。

コーヒーから学ぶこと 猪田彰郎『イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由』

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たまたま出版社のHPを見て発見したコーヒーの本。わたしは基本的に紅茶を好んで飲みますが、この本を読んだらおいしいコーヒーが飲みたくなりました。

 

この本は、京都にあるイノダコーヒーで長きにわたり店長を務められた猪田さんの、おいしいコーヒーの入れ方や仕事でのエピソードが書かれている1冊です。

 

戦後イノダコーヒーが商売を始めたころの話は、今だったらブラック企業という働き方。早朝から深夜まで、作業や仕事を続けられたそうです。本の中ではコーヒーの入れ方だけではなく、仕事のやり方、お客様から学んだこと、心がけて良かったことなどを余すことなく書いてくださっています。

 

わたし自身、読んだときにちょうど仕事で落ち込み悩んでいたのですが、猪田さんが本に書かれている言葉や仕事への姿勢に励まされる思いでした。わたしがかけてほしい言葉を、この本がかけてくれたからです。

 

一杯のコーヒーからたくさんのことを学び、そしてそれを本の形で余すところなく分け与えてくださる、その姿勢こそ猪田さんが長くにわたって愛されるコーヒー1杯をいれ続けられた秘訣のように思います。

 

仕事でも家のことでも、悩んでいることのヒントが欲しいとき、ぜひこの1冊を手に取ってみることをおすすめします。

 

ハノイおすすめガイドブック 竹森美佳『悠久の都ハノイへ』

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久しぶりにアジアへ旅行に。ハノイに行くことに決まったのは旅行の予定が二転三転した後。のんびりしたくて何となく選びました。

 

そこからガイドブックを色々探し、この1冊が気に入りました。

昔からある情報や写真いっぱいのガイドブックだと、どうしても目がちかちかしてしまう中で、この1冊は静かなたたずまいの美しい本。読んでみるとそれだけでハノイを旅したように感じる、そんな1冊でした。

 

空港からハノイ市内はとにかくバイクが多くてびっくり!そして街がとにかくごちゃごちゃしているので、きっとタクシーを呼ばなかったら旧市街にあるホテルにはたどり着けなかったと思います。

 

2泊3日の旅で、朝羽田を経ちお昼ごろムンバイ空港へ到着。次の日はホアルーとタムコックツアーで一日つぶれてしまったので、今回のハノイは駆け足。本の中に紹介されていたお店にもっと行く予定でしたが、何しろバイクが狭い道をたくさん走り抜けていくので、お店ばかりをみてぼんやりするということができません。小さなお店は見逃してしまったりして、結局一番行きたかったチェーのお店だけ、何とか最終日に立ち寄ることができました。

 

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(Lutulata 店内)

細長い小さな建物。3階には地面近くにめだかの泳ぐ池があり、くつろげる美しいカフェでした。食べて見たかったチェー(ココナッツミルクの甘いスープの中に、お芋や果物、お餅などが入っているもの)にトライできて満足。

 

ハノイの街中を見る時間は残念ながらそれほどなかったので、私たちのようにハノイ以外のツアーを入れる予定でしたら、3泊4日くらいあると余裕があると思います。

 

ガイドブックには手工芸の説明や陶器のことなども書いてあります。実際に行く予定がなくても、ハノイに興味がわいたらぜひ手に取ってみてください。

 

 

これからの働き方 新井和宏『幸せな人は「お金」と「働く」を知っている』

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(なんだか画像がぼやけていますが…)素敵な本に出会いました。

『幸せな人は「お金」と「働く」を知っている』

ラインでお金の記事を見かけることがあり、その記事の中で勧められていたこの本。記事で話題となっていた男性は、独身貴族でありながらも堅実なお金の使い方を続け、かなりの資産をお持ちなのだそうです。

 

働くことが大きく変化しそうな今後の世界。機械ではできない人間の働き方とは何か?をすごく考えさせられました。お金のことに興味を持っているようだったら、高校生ぐらいの方にもおすすめしたい一冊です。

 

作者は以前にとにかく大きなお金を稼ぐことが第一で、病気になるまでそのお金が人を幸せにしているのかを考えたことがなかったそうです。今は人が幸せになる会社を応援する投資会社を経営されています。

 

記事でこの本をお勧めされていた方も同じですが、まず作者がすすめているのは、

「自分が必要とするお金を最小にする」ということ。

家賃や食費など、どのくらいのお金で自分が生活しているのだろうかと、まずは自分の生活を知ること。そのうえで自分が大事にしたいポイントが何かを、きちんと把握することが大切だとのこと。例えば住居にお金をかける、旅にお金をかける、など。その時に自分が大事にしていることを、自分の基準で選ぶことが何より大切だと書いていました。テレビを見れば次から次へと新しいものが出ている今、自分が一番大事にしたいことは何かをはっきりさせること。流されずに選び取る生活をつづけること。根本にあるのは誰かのものではない「自分の幸せ」が何かをわかっていること。

 

「自分の幸せ」をわかった上で、お金と働き方をリンクさせていくことが、これからのお金に重要なのだなあと深く納得しました。本の最後には人を幸せにする会社の一覧があるので、どんな会社が人の幸せを生み出しているのか、とてもよくわかります。モノ選びの参考にもなりそう。

 

これからの社会で仕事やお金に関わる時には、読むべき1冊だと思います。難しくないので、ちょっと本が読みたいなと言う時にもぜひ。

 

 

(お知らせ)ブログを2つにしました

前回の記事から少し時間をいただきましたが、このたび

家のことを書くブログと本のブログを分けることにしました。

 

新しいブログは、家のこと、これから目指すゼロ・ウェイスト(ごみを減らす生活の工夫)を中心に書いていこうと思っています。

yonigestyle.hatenablog.jp

 

こちらのhon-nomushi's blogは今までのように変わらず、本のことを中心に書いていきます。最近つくづく、本の出会いも人と一緒で一期一会だと感じています。わたしのブログを通じて、読んでくださった方と本のつながりを作ることができたら本望です。

 

新しいYonige style(ヨニゲ スタイル)も良かったら併せてご覧いただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。