hon-nomushi’s blog

人生の友になる本、片付け記録や毎日のつれづれ

幼稚園の本の思い出 こどものとも

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子どもが通う保育園に素敵なお便りが入っていました。子どもの本を定期的に届けてくれる申込書だそうです。それを見て、思い出したことがありました。

 

幼稚園に通っていた頃、ある日同じような本のカタログをいただき、家に持ち帰りました。その頃は自分で本が読めるようになったので、カタログというものが初めてだったこともあり、見るだけで楽しかったのです。そして母がその中から、わたしの欲しがった本を買ってくれました。幼稚園にその本が届いたときのうれしさは今でも忘れません。『おはなしグリム』というかなり分厚い本だったのですが、何度も読んだので未だに中の絵も覚えているほどです。本が届くといううれしさ、本を読む楽しさに加えて、いつもは厳しかった母から本を買ってもらった喜びが一番だったように思います。

 

そして今、わたしがこどものために本を申し込んでみました。1年間で12冊届く予定です。保育園最後となる年。たくさんの出会いや別れのある1年を、絵本という存在に寄り添ってもらいながら過ごしてくれたら、と願いを込めて。

 

 

 

 

 

チャレンジする勇気  マーヤ・ヴァン・ウァーグネン『マーヤの自分改造計画』

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年末に写真の整理をしていたところ,新聞の下の広告欄にて見つけていたこの本の

情報が出てきました。早速借りてみると、内容に深く感動したのでご紹介します。

 

著者は主人公でもあるアメリカのティーン。たまたま見つけた1950年代の人気者になる本の様々なアドバイスを実践して、自分を変えていく様子が描かれています。本の通りにやってみる主人公の実行力に魅了されました。そして最後には素敵な女性に生まれ変わっていきます。写真も掲載されているので、主人公が変わっていく様がよくわかります。

 

高校生ぐらいの時に、もっとこのような本に出会っていたら良かった。そんな風にも思いますが、少し年齢を重ねた今だからこそ、主人公の勇気に感動するのだと思います。

 

マーヤは本のマニュアル通りに様々な体験をしていくのですが、服装だけではなく人付き合いも本にしたがって変えていきます。その中に、学校でいつも話す人とは別のグループに1人で入って話しかけたり、ランチを共にするよう促すアドバイスがあるのです。これがどれほど勇気が必要なことか、学校生活を知る人なら共感できるのではないでしょうか。

 

その体験を通して、マーヤは自分が抱えている人付き合いへの恐怖を、誰もが持っていることに気付きます。人気者であっても、トップグループとされている人たちでも、自分と同じような恐怖を持っていることに気付いたとき、マーヤは周りの人たちにあたたかな言葉を掛けられるようになります。私はこの過程を読んだとき、心から感動してマーヤの勇気に拍手をしました。そして自分の生活でも、活かせることがたくさんあるのでは、と思うようになりました。

 

外見の流行りは変わるけれど、どんな時代でも変わることのないティーンのこころや悩み。この本を読むと人間関係の本質は、どんな年代でも本当は変わらないことにきづかされます。はっとするフレーズが、たくさんありました。

 

 

好きな場所で暮らすこと 小川糸『針と糸』

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楽しみにしていた本が届きました。小川糸さんのエッセイ。ベルリンでの生活や、ベルリンと出会ったいきさつ、街の様子、ご自身の暮らし。何だか本の中に埋もれてしまいそうになりながら、一気に読み進めてしまいました。

 

街のオンとオフがはっきりしていること、40歳代の目標にドイツ語を設定したこと。暮らしのリズム、街と生きることとはこういうことなのだと、エッセイを読んで深く納得しました。

 

人と街の出会いは本当に不思議で、国内であろうと国外であろうと、自分に合う街を見つける術はすべての人に備わっている気がします。初めてなのにどこかなつかしい感覚がしたり、いるだけでどんどん元気になれるところだったり、それは実際に行ってみないと、感じないとわからない感覚。そしてその先。好きになった街の中で暮らすこと。ここはまだ、わたし自身は未体験です。

私が新しい街で暮らし始めるとき、ぜひそばにいてほしい本だなと思いました。

 

 

月曜の朝の習慣 自分会議の時間を作る

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ここ1か月ほど、月曜朝に新しい習慣を取り入れました。

それは「自分会議」の時間。

朝保育園に子どもを送った後、在宅ワークのため家に帰ります。その後曜日ごとの家事をこなしてから(今度記事にします)机に座ります。この日はスペシャルドリンクも準備。今日はおやつも特別に付けました。

 

会議といってもやることは本当に単純で、1週間の予定を見渡し、今週急いですべきこと、仕事のスケジュールの再確認、家族の予定や体調などの把握がメイン。会社にお勤めだとチームワークで話し合いや会議などがあって当たり前だと思うのですが、1人自営業はそのような時間は基本的にありません。そこで1週間の予定を把握したり、進捗状況を確実に把握するために、(結局は1人なのですが)会議の時間を設けました。

 

これがとってもいいんです。

まず仕事や家事の進捗状況が俯瞰できて、落ち着きます。これは1人会議のポイントだと思うのですが「A案件はどうなっていますか?」なんてロールプレイングを取り入れているためか、客観視した別の視点が生まれます。

それから欠かさず先週の反省も。やり残したことを再びスケジュールに取り入れることで、予定していた時期にできなくても忘れなくなりました。家事の工夫も議題の一つにして、良かったことや改善できそうなポイントを取り入れてみます。

そして無視しがちな自分の体調も忘れずにチェック。たった一人の社員の健康は会社の健全化にとっても重要ですから(笑)、無理しそうなときは休憩も取り入れるようアドバイスをしたりします。

 

本当は週末などに行えば1週間がスムーズだと思うのですが、わたしの週末は家族で過ごすことがメインで予定も流動的。いつも同じ時間に会議をすることが難しく、決まって自由になる月曜朝に定着しました。週末の家族時間から自分の仕事が始まるときというのもあって、月曜朝の会議時間がわたしには合っているようです。仕事がなくても、自分の家事や時間の使い方を見直すのにも、とっても有効だと思います。

わたしの2019年の目標『組』。

自分会議は、わたしの生活を『組』み立てる大切な土台の1つとなりそうです。

 

スープストック東京にて 今年の目標

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1月末、スープストック東京に立ち寄るとこんなシールとパンフレットに出会いました。「ことし わたし」のシールにインパクトを感じて、一枚いただいてきました。

 

普段は紙やパンフレットはなるべくいただかずに済ませますが、これは切り取って読みたい記事もたくさんあったので、ノートにしのばせてきました。今シールは台紙がついたまま日記のしおり代わりになっています。日記を開くと目に入り105cm×72cmの小さなサイズ感もなんだかいいなあと気に入っています。

 

書いた言葉は「組」。

OURHOMEのEmiさんのまねっこをして、今年の漢字を毎年決めています。

2019年、漢字一文字の目標は? | Emi blog | OURHOME | ちょうどいい。家族に寄り添う暮らしのよみもの

ちなみに去年は「動」だったのですが、文字通りたくさんの物事が動き、予想もしない展開でカナダにもいくことになった1年でした。自分で人生をデザインしていくために、意図することの大切さを実感した1年でもありました。

 

そして今年は「組」。「組み立てる」から一文字を取りました。

忙しい日々で今までの習慣がおろそかになったり、仕事では基本の部分が足りていないなあと思ったりすることが多かったので、もう一度自分の生活を「組」み立てていきたい、そう思って決めました。このシールのおかげでほぼ毎日目にすることで、1年の目標を意識する時間が1月だけでなくなることがなにより大切かなと思っています。

 

まだ2月。「今年の」というには少しゆっくり目なスピードですが、こうして決めると動き出せる自分の意志。考えて見ると自分がどんな1年にしたいかがわかるので、とてもオススメです。わたしも毎日この一文字を意識して、どんな一年になるか見守りつつ動いていこうと思います。

「丁寧」かは自分で決める 一田憲子『丁寧に暮らしている暇はないけれど。』

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このところ一田さんの本をよく手に取っていますが、この本もとっても素敵でした。

『丁寧に暮らしている暇はないけれど。』

小さな工夫で暮らしが豊かになることを、著者のおうちの様子で見せてくれています。例えばごみを出した後にごみ箱を必ず拭くとか、水切りかごをほしてぬめりを起こさないなど。小さな工夫で暮らしがどれだけ楽になるか、改めて実感できる1冊でした。

 

「丁寧な暮らし」というと何でも手作りしたり、おうちが完璧に片付いていたりを想像してしまうけれど、それを目指すのが理想なわけではなくて、自分が感じる生活の中の小さな違和感を見つけて、心地よくしていく。その繰り返しこそが「丁寧な暮らし」なのではないかと気付きました。人それぞれ自分が基準の「丁寧な暮らし」。そこを目指すことこそが「丁寧な暮らし」の原点なのではないかな。

 

海外の生活を体験した後になると、日本の食生活は本当に豊かだと思います。お弁当は彩り豊かで夕食も何皿もあるのに慣れているわたしたち。けれどもそれが苦しかったら「お昼はいつもサンドイッチ!」な生活もあると知って、そんな日もあっていい、と思えたら楽になる気がします。

 

思いがけないごほうび時間に 山本ふみこ『台所から子どもたちへ』

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月曜日の夕方、18時頃。思いがけぬ静けさが訪れました。

保育園でお昼寝をしなかった子どもが、自転車で寝落ちしてしまいしばらく起きなかったのです。こういう時、

すぐ起きる→ごはん? or  寝落ち→そのままごはんなし布団?

となるかは悩ましい時間です。

 

この日はしばらく起きなかったので、音をたてぬよう気を遣いながらも、自分だけご飯を食べてそろりと動きます。食後は何をしようか?ちょっと考えて本を読むことにしました。お供は山本ふみこさん。

 

その日の昼間、たまたまものすごく読みたくなった本があり、図書館で目当ての本を探したときに偶然一緒に借りていた山本ふみこさんの本。何度読み返しても彼女の本はほっと落ち着くのです。それなのにいつも励みになる言葉を発見できる、大切な大好きな作家のおひとりです。少し弱っている心にはぴったりの言葉がたくさんあふれて、いつしか夢中に読書をしていました。子どもたちと作るごはんと御御御付(おみおつけ)のお話、お焼きの作り方。寝ている子どものそばで読むのになんと素敵な本を借りてきてくれたんだろうか!図書館の自分に心から感謝と拍手を送りました。

 

その後家族が帰宅しむっくり起きた子ども。一人時間は終わりその後はばたばたしたのですが、この思いがけない夕方時間に、心がほっとくつろぎました。自分の気持ちにぴったり合う本を、合う時間に読める幸せ。至福の読書タイムでした。