hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

大人になって楽しむファンタジー ジョーン・エイキン『バタシー城の悪者たち』

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すっかりご無沙汰をしてしまいました。

この一か月のばたばたといったら…とは言っても、お正月にのんびりしすぎただけなのですが。いつもと変わらずたくさんの本を読んでいる一年になりそうです。どうぞ今年もよろしくお願いします。様々な本や生活の色々を皆さんとシェアできることが楽しみです。

 

年明け一発目はイギリスの児童文学作品で、夜中まで読みふけってしまった本をご紹介します。ジョーン・エイキンの作品で、舞台はイギリス。「ダイドーの冒険シリーズ」として出版されています。

 

子どものころ、図書館に毎日通っていたので、大抵の児童文学には手を出していたはず。ですが今、もう一度児童文学のコーナーをめぐると、その頃は手に取らなかったり読む気にならなかったり、はたまた興味の対象にならなかったような作品と出会って面白さに目覚めることがあります。

 

ダイドーのこのシリーズはなぜ見逃していたのか、今まで出会わなかったことが惜しいくらい夢中になった物語です。シリーズの詳細はこちら。

www.fuzambo.net

 

一冊目の『ウィロビー・チェースのオオカミ』ではあるお屋敷が舞台となり、事故によって両親を亡くした子どもがいじわるな家庭教師に家を乗っ取られそうになるというお話。子どもたちの機転に驚いたりはらはらしたり。でも最後はすっきり解決するので、読後感が本当に気持ち良いのです。とりこになって現在2冊目、それが写真の『バタシー城の悪者たち』。シリーズではそれぞれ主人公となる人物が変わるのですが、1冊目から物語がつながっているので、それぞれ読んでも最初から読んでもどちらも楽しめます。わたしは最後まで順番に、じっくり読んでしまうと思います。

 

1つ注意は、各物語に巻号が書いていないこと。最初から順番に読みたいわたしのような読者の方は、先ほどの出版社のリンクを参照すると良いですよ。