久しぶりに熱を出し、寝込んでいました。
春分の日の前に、熱が出せて素晴らしい!と思っていたのもつかの間、
わりとしつこい風邪に少しへきえきしています。
何か不快な症状が出ると、まずはこの本を見ます。
人間の身体は食べたものでできているので、まずは食べ物で養生。
とはいっても難しいことはなく、おなかをこわしたら梅エキスを取り、ほぼ絶食。
熱が出たら大根湯(大根おろしにしょうゆを少し落とし、暑い番茶を注いで飲む)を作り、ふとんをかぶって寝る。
要は家にあるものでやさしく手当てをする方法がたくさん紹介されています。
きっかけは、胃腸の不調から。それまで不通に胃が痛ければ胃薬を飲む生活をしていたのですが、ハーブのことを調べ始めたとき、カモミールティーが胃腸に効くとありました。早速胃の不調を起こしたときに、飲んでごろごろしたら(ここが重要)、まあ!一晩たつと不調がなくなっていました。以来旅にはカモミールティーを欠かさず持って出かけています。
そういえばピーターラビットもおなかが痛いとき、カモミールティーを飲んでいたっけ、と思い出したりして。ハーブの力をいろいろ知るうちに、梅干しの殺菌作用や身近にある食べ物のパワーにも気づき、今はこの本のお手当方法で不調をケアしています。
たくさん身体のことを学んでいた時に出会ったので、この本だけでケアというより、総合的にからだを見るチカラが身についたのだと思います。昔おばあちゃんやおかあさん、家族がしてくれたケアは、実は理にかなっていたんだなとあなどれないことをこの本は教えてくれます。
普段は不摂生、寝ないことを繰り返していながら、手当だけは自然にという方にはあまり効き目はないと思うけれど、それでもちょっと不調がつらいときに、できることが何かあるのは、自分にも家族にもすごく心強いことだと思います。家族に一冊、ぜひぜひ!の本です。