外側だけ見たら何の本か、全くわからないと思います。
しかも外箱は真っ白。箱から取り出してみて、ようやくこの中身が出てくるんです。
美しい本。
中身は木について、さまざまな学者が論じたり、
アーティストは写真を載せたり、作品の写真が載っていたり、
とにかくまるごと木なんです。
木について、これほど多角的に知ることのできる本はなかなか
みたことがありません。
装丁だけでも取っても楽しめます。
中身は難しいところもあるけれど、無理には読まずに
とばして美しい写真を見るだけでも楽しい本です。
大好きなアーティスト、内藤礼さんの作品の写真を見ていると、
いつも心がぎゅっとつかまれた気持ちになって、
しばらくぼーっとしてしまいます。
こういう本を豊かな文化の産物というのでは。
しばらく愛でて、図書館に返します。
本を買って下さった図書館に感謝。