ときどき、当たり前に周りにあるものの良さを再発見して、輝いているようにみえることがあります。最近の再発見は、はちみつ!
今までただ甘いだけの、どちらかという敬遠しなければならないような食べ物だったはちみつ。この本を読み、がらりとイメージが変わりました。人の健康に多大な貢献があったはずなのに、現在はただ甘みを加えるものとして扱われることが多いような気がします。本の内容を読んで「はちみつさん、今まで砂糖と同じような扱いをしてきてごめんなさい」と言いたくなるほど、驚きました。
実は、はちみつは薬。
古今東西あらゆる文献に、効能の高さがうたわれていること。
クレオパトラは美容のために、多用していたそう。
はちみつはミネラルの宝庫。
粘膜の保護、修復にとても役立つこと。
実はピロリ菌もやっつけてしまうほど殺菌力も高いそう。
目薬としても優秀(かなりしみるそうですが…)。
目からうろことはこういうことかと、本の内容にいちいち反応しながら読み進めました。特に常温で保存できることから、著者は非常用袋にもビタミンCの粉末と共に欠かさない(はちみつに唯一足りない栄養素はビタミンCだそう)というところを読んで、さっそくはちみつを非常袋に加えようと思いました。
2つ注意すること!
市販のはちみつは水あめなどが加えられていることがおおいため、きちんとしたはちみつを選ばないと、上記のような効能は得られないそう。そしてこれからもはちみつの恩恵を人間がいただくためには、はちに悪影響のない製品を選びたいもの。
今、世界的にはちの数が激減して、はちみつだけではなく、はちの働きがなくなることによる農作物へのダメージにも注意が高まっています。以下の映画にもなっています。
そしてもう一つ。加熱されていない製品を選ぶこと。はちみつを加熱処理することで、酵素や栄養素が減ってしまうそう。薬として使うのにマヌカハニーが有名ですが、以前お店で加熱されていないはちみつとしておすすめしていただきました。
それから「できたら国産のはちみつで…」と思っていて見つけたのがこちらのお店。
以前フェスのときにいただいて、良心的な値段と質に驚きました。非加熱です。
少しの不調は薬を使わず、自分で整えていくことができたらどんなに安心できることか。はちみつはその助けになってくれるはず。