新聞の下に、時折本の広告があるのをご存知ですか?
時おりチェックしては、気になる本を見つけています。
そうして見つけたのが今日の1冊です。
私自身、今は自然農や庭のことに興味があるのですが、
以前は全く自分がやるというところまで関心がありませんでした。
それがコロナが流行りだしたころ、突然に
「土に触れたい、畑をしたい」
という欲求が生まれました。
自分でも驚いて、なぜなのか全然わからなかったのだけれど、
この本を読むと土に触れたい気持ちは、
本能のなせるわざたったのだと
はっきりわかりました。
生命の危機に陥った時、
人は自然に還りたくなるものなのだそうです。
それは犯罪に走ったり、病気になった時も同じ。
刑務所に庭を造ったことで受刑者の心が安定した話、
病気の時窓から見える木によって回復が促された話、
本の中にはあらゆる事例が述べられていて、
自然に触れる効能は計り知れないと思いました。
分厚くてすべてを読むのは難しいかもしれませんが、
気になる章だけ拾い読みしても充分楽しめる、
そして自然と人との関りを考えることができる1冊。
見かけたらぜひ手に取ってみてください。