hon-nomushi’s blog

人生の友になる本、片付け記録や毎日のつれづれ

旅でふたたび ワイルダー「大草原の小さな家」シリーズ

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6月のこと。知人にくっついて、霧多布の1軒家に泊まってきました。知人はワークショップなどで忙しかったのですが、わたしたちはのんびり。以前はオーナーが暮らしていたというこの家は、周りは湿地帯。道路からは奥まっているので、外には他人の気配が全くありません。まさに静かなバカンスを楽しむための家でした。

 

各部屋にはオーナーのものと思われる本がたくさん残されていて、興味深い作品ばかり。なのに階段にちょうど収まっていたこの「大草原の小さな家」シリーズを見てしまったら、他の本はほぼ読まずに、このシリーズに没頭してしまいました。読んだことのある本でも、他の方の本棚にあると魅力的に見えるのでしょうか。それとも場所の力でしょうか。本州より日が昇るのが早く、静かな朝に続けて何度も読みました。あらためてシリーズとして読むと、魅力的な本だなあと思います。そして階段の隙間に収められていた、置き場所にも何とも言えない魅力を感じました。

 

滞在中肌のかゆみで、夜中にキッチンに降りていくと、月明かりの窓のすぐそばに、しかの姿が見えました。神々しいあの姿は、今も本当のことだったのか疑ってしまうくらい。静かな美しさをたたえていました。あの時間は私しか起きておらず、地球からのギフトのような光景でした。

 

小さい人と一緒に楽しんだ数日間。わたしの子ども時代は自然と距離があったけれど、彼は大草原のローラのように、虫や花や草とたわむれることが当たり前のように大きくなっています。自然と触れ合うと豊かな子どもになるだとか、そういうことは全く無視して、ただただ自然と一緒に過ごす時間が、今の彼の人生にあることを感謝しています。

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