hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

大好きなもので快適に ステンレスピンチハンガー

れいだなあ。

ただの物干しですが、毎日使うのがうれしくなる大好きな物干し。大木製作所のステンレスピンチハンガーMです。

f:id:hon-nomushi:20170208095138j:image

これに出会うまでは普通のプラスチック製ハンガーを使用していましたが、劣化するとすぐにピンチが取れて、使えなくなるのが嫌でした。プラスチックは色も美しくないものばかりだし、微妙に残ったピンチのところだけまだ使えるかと残してみたり‥。

 

そんな中途半端さと、使っては捨てるサイクルにサヨナラをしたくて、長く使えるものをと探したところ、大木製作所の製品に出会いました。ピンチのところが外れにくく、ほぼ絡まず、毎日それだけでも洗濯を干す気持ちが楽になります。毎日の自分が心地良くいられることで、気持ちも変化していきました。家事の中で一番苦手な洗濯が、このハンガーで楽になりました。

 

ちいさな心地よさを積み上げる生活は、必ず望む自分に近づく一歩になっていく。納得して選んだものを使うことは、毎日心地よさを選択できた自分への信頼へとつながっていくからです。

 

 

 

ずっと2冊の本 池澤夏樹『きみが住む星』

f:id:hon-nomushi:20170306085113j:image

小説を読むほどの元気はなくて、テレビのペースにはついていけない。でも何か別の世界にひたりたい。そんな時におすすめの本です。出会ったのは中学生の頃。当時購読していた通信教育の雑誌に、新刊案内として載っていました。

 

あの時、惹かれたのはこの表紙の美しさでした。なんて美しい色があるのだろう。中を読んでみたら、これは朝焼けの写真だということがわかりました。離れたところに住む恋人にあてた手紙というかたちで、文章と写真が組み合わせてあります。

 

この本に出会ったとき、中学生だったわたしはすごく狭い世界にいました。日本の中でもあまり旅行をすることはなかったですし、ましてや世界はもっと想像できなかった。ここは世界のどこなのだろうと、暗記するほど美しい写真を眺めたものでした。

 

今も本に出てくる景色はどこなのだろうと思い続けていて、似たような場所があるとつい行ってみたくなります。いつかこの朝焼けを見てみたい。見たらわかるはず。それほど何度も眺めて記憶されている場所たちだから。

 

大人になってからはプレゼントとして大切な方に贈った本。今、我が家に2冊あるのは家族に以前プレゼントしたから。結婚して同じものが2冊になりました。そのうち1冊はどなたかにいずれ差し上げようと思っていますが、何となく2冊のまま。シンプルなものの少ない生活が落ち着くけれど、たまにそんな余分があっても良いな、と思っています。

「書く」からかなう 松尾知枝『1日5分で夢が叶う日記の魔法』

f:id:hon-nomushi:20170228092955j:image

書くことが願望達成と深い関係があることに気付いて、このカテゴリーを作りましたが、この本はそのことに気付かせてくれた大切な本。kindleに入れ、折にふれては読み返しています。

 

このファンシーな表紙(笑)の本を、自分で手に取ることは難しかったと思うのですが、大好きな化粧品会社のブログでおすすめされていて、すぐに手に取りました。

1日5分でできる!夢をかなえる日記の書き方|みずいろのブログ ~ブルークレール~

紹介されていたのが2012年のことだったので、もう5年以上大切にしている本なのですね。

 

著者は夢だったCAへの試験、会社企業など、あらゆる自分の願望を書くことでかなえてきた方。その結果編み出されたのがこの日記を書く方法だそう。ポイントの1つは、朝と夜の2度日記を開き、書くこと。1年に1回目標を考える人と、毎日自分の目標を意識して1日を過ごす人の差は、本当に大きいそう。

 

フォーマットも完成されていて、その形に沿って進めていくと、自然と日記が夢をかなえるツールになっていきます。何を書いたらよいかわからない、という方にも、ある程度形が完成されているので続けやすいのでは。

 

すごく不思議なのですが、書くことが習慣になってくると、書かないでいることが難しい。わたしの場合は特に、日記という場だからこそ書けることがあるようで、日記がなくなると行き場を失った感情がたまっていく感覚があります。書くことで消化しているから、シンプルに目標へと向かえるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

今日の片づけ 紙ゴミを最小限にする方法

f:id:hon-nomushi:20170222120209j:image

久しぶりに届いたダイレクトメール。

引っ越してきて初めにしたことは、届いたダイレクトメールをかたっぱしからとめることでした。今はネットでなんでもみられる時代。すぐに捨ててしまうダイレクトメールの紙ゴミは、断ることが資源の節約にもなると考えています。

 

引越から3年たった今、ポストに「広告は入れないでください」とシールを貼っている効果もあり、不要な郵便物はほぼ最小限に抑えられています。

 

届いたこちらも、ネットで見ることをお伝えしてお断りの連絡をさせていただきました。最初は心が痛みますが、注文などがネットでできる場合は、出してくださった側にも経費節約になるかな?と思い、えいやっとお断りをさせていただきます。アドレスがある場合は極力メールで。電話しか書かれていないときは、カスタマーセンターに電話を。最初のステップが電話だとちょっと面倒ですが、その後の資源の行く末や手間を考えたら、行動してしまった方が簡単。

 

f:id:hon-nomushi:20170223152922j:image

紙ゴミは玄関のドアに1番近い下駄箱の中に。となりは不燃ごみ。その隣は宅配のカタログ(こちらは業者の方が回収してくださるので別に)。どれもごみの日にはすぐに外に出せる場所で、それでも入ってくる不要なダイレクトメールなどは、玄関で分別してここに入れてしまいます。

 

処理するのを後回しにすると、家の中に紙がたまっていくので、届いたときにお刺身のような感覚でさばいてしまうと楽。リビングも散らかさずに済みます。

 

 

 

 

あこがれの旅はもうすぐ 森知子『カミーノ!』

f:id:hon-nomushi:20170222100506j:image

黙々と歩くスタイルの旅に、強く心を惹かれる傾向があるよう。タイトルを見て、迷わず手に取った一冊。サンチャゴ・デ・ラ・コンポステーラ、フランスからスペインに向かう巡礼の旅路を、実際に踏破した方のエッセイです。

この旅路にあと数年後、チャレンジするつもり。必要な情報を得るために、真剣に読みふけりました。

 

著者は離婚を告げられたことをきっかけに、この道へ踏み出すことを決意します。とはいってもすごく真剣なばかりではなく、旅の途中で様々な人に出会い、自分の人生をユーモアで紹介し、人気者になっていく様子がとても面白い。国籍も超えて笑いをとったり、時にであうきつい出来事も、著者ならではのユーモアで書かれているので、たくさん歩くきつい巡礼毎日の日記という感じはまったくしません。そのあたりは本当に素敵な著者の人柄ならでは。

 

時に夫の悪口も言いながら、でも確実にその出来事から回復していく様子が魅力的。からだを使うことを通して、つらい現実を受け入れられるようになる様子や、ただこの旅が終わることを悲しく思ったりする様子が、リアルに著者の言葉で描かれています。特に東京で一日泣き暮らしていた頃を思い返すのと、旅の途中でその出来事を繰り返す様子を見ると、やっぱり身体を使うことで人は回復していくのだなあと思いました。前に見たこの映画にも通ずるものが。

 

hon-nomushi.hatenablog.com

 

毎日歩くことが快感になり、やめられなくなっていく様子が本当にリアルで、ぜひ自分も体験したい、と思いました。収穫は、一人でも十分歩けそうなこと。ちょっと不安になったことは、宿のベッドに南京虫などがいるという情報…。実際に行くのはちょっと、という方も、旅のエッセイとしておすすめです。

今日の片づけ トートバッグはシンプルタスクで

f:id:hon-nomushi:20170220085921j:image

トートバッグ問題。ようやく解決しました。

バッグの行方 買い物の失敗談 - hon-nomushi’s blog

 

図書館で借りる本が大きくなり、サイズが合わなくなったことをきっかけに、買い替えを検討していたトートバッグ。数か月悩んで、ポケットがたくさんついているトートバッグに変えました(写真のではありません)。旅行にも使えるようにと、サイズも形もそれぞれ検討した結果の買い物だったのですが…。ポケットが多すぎることでかえって混乱していることに気付きました。

 

いつも同じ荷物を持ち歩くのならよいのですが、旅行中の行き先によって持ち物は様々。その時その時で入れるものが変わると、わたしの場合はどこに入れたのか忘れてしまいます。この辺りはこの本に載っている

hon-nomushi.hatenablog.com

脳タイプによってわかれると思うのですが、決まったものを決まったところにいれて安心したいわたしにとって、多すぎる仕切りはかえって混乱するもとになったようです。

 

また、旅行中1人ならなんとかなるのですが、家族も一緒だと肩にかけるタイプのバッグは向きませんでした。手の空くショルダータイプでないと動きにくく、重い荷物に疲れが倍増。わたしの旅行バッグとしては、トートバッグは不向きでした。

 

結局、お店で見て「サイズが完璧!」と一番初めに思った写真のバッグに買い直し。すごくシンプルで内ポケットが2つだけの、マークス&ウェブのもの。様々なバッグを検討して買ったはずなのに、今回の買い物はファーストインプレッションのものが1番でした。使ってみて心地よく、お気に入りです。

 

タスク(=図書館用)がはっきりしていたのに、欲張ってマルチタスク(=図書館用、旅行にも)にしようとしたことが失敗の原因でした。なるべく物の数はミニマムにしたいと思っていたのですが、わたしの場合は旅と日常バッグを同じにしない方が良いよう。数は増えますが、納得できたので良し。

(ポケットいっぱいのトートは、即オークションに出しました)

 

 

 

 

今日の片づけ 2Fクローゼット引出の変更

しばらく放置していた場所に手を付けました。

2Fわたしとかぞくの使うクローゼットです。もともと押入れだった場所をDIYしてもらい、クローゼットになっています。f:id:hon-nomushi:20170201103523j:image

問題は、家族の洋服がいつも散乱していたこと。

一番手前にある、奥行きが深いサイズの引出がほかに2つ置いてありましたが

いつも洋服が上に出しっぱなし。引出上に散乱していました。

 

理由を聞いてみると、引出にいくつものアイテムが混在していて、なかでごちゃごちゃに。それが嫌でしまわなくなったとのこと。どうしたいか本人に聞いてみると、「もっと奥行きが浅い引出に、同じアイテムだけ収納したい」とのこと。深いサイズのものは、引っ越し前に押入れ収納でつかっていたものなので、今の家収納には合わなかったようです。

 

わたしの洋服入れは、下の写真のように浅め。このくらいがちょうどよさそうなので、このサイズに統一することにしました。

f:id:hon-nomushi:20170201103527j:image

 

パンツ類はすぐにしまえるよう、MUJIのふたがしまる収納ボックスに。普段は開けっ放しにして、お客様がいらっしゃる時だけふたをしめる形式に。以前もあったラタンの救済ボックス(入れておけばごちゃごちゃに見えない)も、一応おいてみました。

 f:id:hon-nomushi:20170215120106j:image

手前奥行が浅めのケース2個は、1Fクローゼット引出を整理して追加。この手の引出は買おうと思えばいつでも購入できるけれど、結構これまで手放してきたもの。何とか買わずに家の中だけで循環したい。まるでパズルのようです(笑)。

 

今まで使っていた深めの引出には、別のボックスにしまっていた季節外の洋服を入れて衣替えがその場で簡単に済むように。見渡せるので、季節前にクローゼットの整理をする時にも楽になるはず。

 

さて、これでしばらく様子を見てみます。家族もからむと片づけは、いつもトライ&エラーの繰り返し。本人が気持ちよく片づけられるのが一番です。