またまた出会うことができました、素敵な本。
今年はあまり新しい作家を開拓しなかった気がするのですが、小説部門では彼が一番!これからの作品も楽しみな作家です。
図書館でたまたま読んでみようと手に取ったら、主人公にどっぷりはまりました。
それからというもの、また作家フェアです(=同じ作家の本を連続で読むこと)。
穂高明さんの本がとても好きなのは、それぞれの主人公が丁寧に描かれていて、
それぞれが愛されていること。
『かなりや』では高校生の二人が主人公だけれど、こんなカップルがいたら必ず応援してしまう(笑)。
子どものころの厳しい思い出があるのに、愛されることに臆病でない女の子。
すごく強くて賢くて、でもそんな自分にできないことがあることを、ちゃんと自覚している男の子。
どちらにも惹かれて、また恋をしてしまいました。
今日はきつかったなあ、そう思った一日の終わりにぜひどうぞ。