以前須賀敦子作品との出会いが何だったのか、忘れてしまったと書いたのですが、
ずっとずっと読み続ける本 須賀敦子『須賀敦子全集』 - hon-nomushi’s blog (hatenablog.com)
この本を再び読んだときに思い出しました。
地元の図書館でふと手にとったこの本で、
須賀敦子が実際に訪れたフランスの各地の様子を美しい写真で見たり、
引用文の中で孤独に関して彼女が書いている部分を読んでいたら、
急に親しみを感じて、怖がらずに作品に触れてみようと思ったのでした。
あまり訪れることのないような、フランスの田舎の美しい写真や、
須賀敦子が留学中にパリで何度も通った道の写真など、
作品にまつわる場所をふんだんにみせてくれたおかげで、
わたしは心から須賀敦子作品にどっぷりとはまり、
楽しむことができているのだと思います。
本当に、美しい本です。