お風呂に入るとき、運転しているとき、食べているとき。
同時進行で本を読めない3つの行動を並べてみました。
料理中も、寝る前も、とにかく空いている時間はすべて読書。
この作品を読んでいるときは、そんな感じでした。
フランスを舞台にした40代の女性を主人公にしたこの作品に、
すっかり取り付かれてしまって。
フランスの小説、というと古い小説ばかりが思い浮かびますが、
これは現代の悩める40代の女性が主人公です。
しかもぱっとしない。
夫は出ていく寸前、美しい子どもはいつも母親のあら捜しばかり。
自分にも自信がありません。
そんな彼女が自分の自信をとりもどしていく過程が描かれているのですが、
周りの人たちがまあ、やっかいなこと。
そんな物語だったので、起きる出来事にとにかく一喜一憂しながら
先へ先へと読み進めていってしまいました。
結果、もう続編も読み切って、次の2冊を心待ちにしているところです。
こんなに分厚いのに、読んでしまったらあっという間に感じる。
これぞ読書マジック。
美しく、悩みなどなさそうな女性ばかりではない
フランスの面白い小説。
ぜひ、お休みの日などにどうぞ。