hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

何歳でも変化を起こす 髙森寛子『85歳現役、暮らしの中心は台所』

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先日訪れた友人宅。

独身の頃から、食べること、生きること、道具の持ち方がすごく素敵で、

大好きな彼女。

2人の子どもが産まれた今も、彼女の美しい暮らしは健在でした。

特に彼女は漆器の使い方がとても上手。

今回も氷の入れ物に漆器を使っていてはっとしました。

 

そんな彼女に手に取ってほしい本が見つかりました。

85歳のギャラリーをされている、髙森寛子さんの本です。

漆器の良さを伝えるためにギャラリーをお持ちで、

85歳の今も現役でいらっしゃいます。

 

ミニマムな暮らしを考えた時、日本の道具の有用さに

目を見張っているこのごろ。

髙森さんがお使いの、麺用の漆器に目が留まりました。

軽く持ち上げやすく、簡単な料理でも

美しく見えるのだそうです。

これはぜひ使ってみたい!

 

そしてもうひとつ、とっても参考になったこと。

台所のリフォームを、82歳でなさったそう!

リフォーム後にご家族の病気が見つかり、

台所が快適な事で何度も救われたそうです。

「年だから」とあきらめることが多い

日本の多くの人の考え方と逆行していて、心から拍手喝さい。

 

いくつになっても生活は続く。

だからこそ、自分がいくつかにとらわれず、

その時の自分に快適ではない家だったら変える決心をする。

その生き方とお使いの漆器の美しさに、

心から豊かな気持ちになりました。