先日『ワンさぶ子』の本を紹介したのですが、
ずいぶん前に同じ著者のこちらも読んでいたのでした。
おいしいものがいっぱいのエッセイは、
それだけで本当に読んでいて楽しいものですが、
それが宮下さんのエッセイとなれば、
それはそれはもう、期待を裏切らない面白さでした。
題名にあるウミガメのスープというのは、
古い映画「バベットの晩餐会」という映画に出てくるスープなのだそう。
映画、ずっと観たいと思っていたこと、
この本を振り返るまですっかり忘れていました。
おいしいものが食べたいとき、
だけれども作る元気が出ない時、
そんなときも本にちょっと助けられて
また毎日のごはんと向き合うことができる。
わたしにとって料理をテーマにした本を読むことは、
毎日続く食事の楽しさを思い出させてくれるもの。
近々「バベットの晩餐会」を観てみたいと思います。