hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

家族みんなで読もう! 黒川伊保子『息子のトリセツ』

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ああ、またいい本に出会ってしまった。

 

わたしが参考にしている育児本は本当に限られているのですが

 

hon-nomushi.hatenablog.com

同じ作者の本は何冊でも読みます。

『息子のトリセツ』も大好きな黒川さんの著書なので、

迷わず手に取りました。

 

わが家は子どもが1人なので、入学式などは1回きりの体験です。

その貴重さに気づいたのはいつだったでしょうか。

赤ちゃんのころは子育てってなんて大変なんだろう、ということの方が

大きくて不安もいっぱいで、楽しむことは2の次でした。

でも子どもが3歳で保育園に入ってからは、

ようやく自分の時間と育児を分けることができて、

子育ての時間がいとおしく思えるようになりました。

そう思えるようになったのは、

さまざまなところでもう子育てを終えた方々が

子どもが親を必要とする時間の短さを口々におっしゃっていたことも

印象に残っていたからにほかなりません。

今気づいて本当に良かったと思っています。

 

でももちろん、中には子育てが楽しめない方もいらっしゃると

思います。

その原因が男の子と母親の間で起こっていることで、

「なんでこんなことするんだろう、イライラ」

というものだったら、この本を読んで損はないと思います。

男の子を育てるのに知っておくと楽になることが

たくさん書かれていて、何度も涙が出そうになりました。

 

男の子の脳と母親の脳の違いから、

母親が悩みがちなことをピックアップして教えてくれたことで、

私自身もどれほど楽になったことか。

 

そしてご自身が良い本だと思ったら、

パートナーにもお勧めしてみては

いかがでしょうか。

かつて母親との時間を過ごした

男性にも読んでほしいと

作者はまえがきでおっしゃっています。

男の子のいるご家庭みんなで読んでみませんか?